世界最大の匿名電子掲示板「2ちゃんねる」を利用する年代は幅広く、若者世代からシニア世代までのおよそ1170万人が、男女問わず利用しています。もちろん既婚女性も数多く利用しており、彼女たちのための専用掲示板「既婚女性板」が設置される程。

ところが、心ない一部の「2ちゃんねる」ユーザーが「既婚女性板」を利用する女性の事を「鬼女」(きじょ、おにおんな)と酷い略称で呼ぶので、中にはショックを隠せないでいる女性もいるのだとか。一体なぜ、彼女たちは「鬼」などと呼ばれるようになってしまったのでしょうか。

40代既婚女性の「2ちゃんねる」ユーザー恵美さん(仮名)は「私は鬼と呼ばれるような酷い事はしていないし、書き込みもできるだけ温和なレスを心がけているのに、なぜそんな言われ方をされなくてはならないのだろう。」と、嘆いています。 実際に書き込みを見せてもらったところ、他の女性の悩みに優しく回答するなど、まさに「既婚女性板」の“母”と呼べるくらい範的なコメントの数々。

確かにAさんのように良心的な人も多くいますが、残念なことに目立つのは真逆の人たちです。彼女たちの書き込みは、夫への愚痴や芸能人のスキャンダル、皇室バッシングなどで手厳しい意見が多く、掲示板を閲覧した人がまさしく彼女たちのことを「鬼」のように恐ろしく感じたというのです。

具体例として、「2ちゃんねる」利用者の間で有名な話があります。インターネットの掲示板で「中絶させた」と自慢げに書いた男性が、「既婚女性板」利用者の怒りを買い、住所や氏名を特定され、通っていた学校に通報されたそうです。女性を蔑んだ男性(=女の敵)を絶対に許さないという強固な態度は称賛に値しますが、人生の破滅へと加害者男性を確実に追い込んでいくパワーはまさに恐るべし。

ただ残念なことに、時としてそのパワーは正義とは程遠いところで働くこともあるようです。同掲示板の書き込みを閲覧していると、彼女たちが「鬼女」と言われる本当の理由が納得できます。

「結婚3年で賃貸とか、負け犬というか負け組だよね。」
「40過ぎても、「子供も家もなし」なんて情けなさすぎ。」
「みすぼらしいゴミ男としか結婚できなかったんだね。」
「子供に住宅援助もできないようなカツカツの生活って、親として恥ずかしくないの?」
「くれぐれも税金のお世話になるような子供を育てないでくださいね。」

などの手厳しい意見がチラホラ。Aさんは、「鬼のような書き込みをしている人がいるのは事実だけど、私のように優しい回答をしている人も多くいます。”鬼女” ではなく”姫女”と呼んでいただければ、皆変わるかもしれません。」

「姫女」と呼ぶことで掲示板に平和がやってくるというならば、惜しみなく呼ばせて頂きたいところですが……。とにかく、かなり辛口であることを覚悟すれば、人生の悩みにズバリと答えてくれそうな期待が感じられます。まだ「既婚女性板」を利用した事の無い皆さんも、お悩みがあったら「姫女」の方々に相談してみてはいかがでしょう。