2010年、注目を浴びる日本の観光地「奈良」。平城京が遷都した710年からちょうど1300周年を記念したイベント「平城遷都1300年祭」が、奈良市の平城京跡会場をメインに開催されています。「せんとくん」がマスコットキャラクターとして務めることでも知られるこのイベント。ポーチ編集部では、特にここだけでしか体験できない“会場限定”のスイーツやグルメ、お土産などを見つけるべく、先日、会場まで足を運んできました。

平城京跡の会場では、まず、車でも徒歩でもバスでもほぼ「エントランス広場」が出発点になります。案内所をはじめ、奈良のグルメが味わえる「奈良の味館」や「フードコート」、公式記念ショップなどが並んでいます。

まず、ここで見つけたのが「鹿せんべいアイス」(1個150円)。鹿せんべいといえば、奈良公園周辺にたくさんいる”鹿に与えるエサ”というイメージを抱きます。でも、この鹿せんべいになんとアイスがはさんであるではありませんか。会場限定スイーツとのことで、本当においしいのかひとまず1個買ってみておそるおそる食べてみると・・・「おいしい!」

鹿せんべいはやや甘く、中のアイスはミルク味のジェラートでした。さらにとても暑い日だっただけに、アイスのヒンヤリ感がたまりません。このシカせんべいアイスを販売するのは、柿の葉寿司の老舗『平宗(ひらそう)』。手で持って歩きながらでも食べられるアイスです。ちなみに、平城京跡会場には鹿はいませんので、鹿せんべいを取られる心配もないのでご安心下さい。

次は、大きなステージなどがある交流広場に向かいました。ここでは毎日決まった時間に「せんとくん」に会える場所。この交流広場にある「レストラン遷都」で見つけたのが「せんとくんカフェラテ」(1杯350円)です。

いざ注文して運ばれてきたカフェラテには、せんとくんの顔をかたどったパウダーがふってありました。せんとくんファンからすると、飲んでしまうのががもったいなくなりそうな一品かもしれません。しかもこのレストラン、冷房が効いていてとても快適。ホットのカフェラテをいただきましたが、味もなかなかおいしくてしっかり休憩することができました。

そして、このイベントのメインである「第一次大極殿」や「平城京歴史館」などを歩いてめぐり、エントランス広場に戻ってお土産を物色して見つけたのが、「恋そうめん」(1個315円)。

奈良のそうめんといえば、三輪そうめんが有名です。この恋そうめんは『三輪そうめん 山本』が販売する人気商品で、紅白のそうめんがハート型になっています。そうめんの“細く長く”が末永い縁を結ぶとも伝えられていて、女性としては縁起物としても気になってつい購入してしまいました。

ほかにも、エビの天ぷらやスモークサーモン、煮あなごなどを古代米ではさんだ「遷都すしバーガー」(680円)をはじめ、奈良漬や大和茶ののアイス、三笠焼きや吉野葛など、奈良ならではのグルメやスイーツ、お土産をたくさん見かけました。もちろん、会場限定の「せんとくん」グッズのラインナップもとても豊富。平城遷都1300年祭は、11月7日までの開催です。歴史的なイベントにぜひ足を運んで、会場限定スイーツやグルメなどを探してみてください。