[the. 外国すまひ] は海外に暮らす日本人が、日々の生活の中で何気なく感じた文化の違いをご紹介します。本日はアメリカ在住の女性記者による投稿で、海外スターバックスの新たな試みについて。

皆さんご存知のシアトル系カフェ・スターバックスコーヒーは、今では世界中で人気があります。日本では1997年に銀座に第1号店がオープン以来、女の子の間でも店の雰囲気や美味しいコーヒーが好評で大人気ですよね! 最近、そのスターバックスが本家本元のアメリカで新しい試みを始めたらしいですよ。

そもそも1971年にアメリカ・シアトルのパイクス・プレイス・マーケットという魚市場通りにオープンした小さなコーヒーショップ。いまや全米だけでも1万6千店舗以上もある巨大カフェチェーンに大躍進です。

日本でもさることながら、アメリカでもどこへ行ってもあの緑色の看板を目にします。少々、食傷気味かな? と思っている矢先、アメリカには結構、アンチ・スターバックスがいるという事実を確認しました!

スターバックス発祥の地であるシアトルに行ったときのことです。なんと車のバンパーに「友達にスターバックスを飲ませるな! Friends don’t let Friends drink Starbucks」という標語のステッカーを堂々と貼ってある車を発見! もとの有名な交通標語は「友達に飲酒運転をさせるな! Friends don’t let Friends drive drunk」で、それをもじったものです。このようなステッカーが売っているということにも、いささか驚かされました。

そこでスターバックスも、だんだんと人々に飽きられてきているのでは……と考えていたのでしょう。なんとスタバ版ワインバーを作ってしまったのです! まさしく「Change or Die=変革か死か?」を意識した変革を試みているような感じです。

シアトルの一角に、夏より改装していた一軒のスターバックスがありました。そのお店が今年10月18日に再オープン。店内ではほかの店と同じようにコーヒーなどが出されますが、夕方4時を回ると店の雰囲気は一転。ワインや地ビールが、ちょっとしたおつまみと共にオーダー出来るようになりました。

カウンタ―バーの中にはバリスタからバーテンダーに変身した人の登場です。気になる値段はワイングラス1杯7ドル前後。ラップトップ片手に一杯飲みに来店するおひとり様も多いとか。

この店が好評であれば、近々2~3店舗をシアトル内に作り、まずは客足の様子をみるそうです。そしてもしこの企画が大成功であれば全米で導入、またたく間に日本や世界のスターバックスへも? 

日本でも会社帰りに女性同士でちょっと一杯……と気軽に行ける新しいスポットになるかもしれませんね。期待大です! とりあえずアメリカのスターバックスのこの変革を見守りたいと思います。

※「Change or Die」……ユニクロの創業者でもあり現会長の柳井正氏が尊敬する経済学者のピーター・ドラッガ(Peter Ferdinand Drucker)博士の言葉です。この 「Change or Die=変革か死か?」はアメリカでは経営者にとって有名な言葉。

(在米特派員:Shizuiki)

写真: Pouch Shizuiki