洪水やサイクロンなど、自然災害が続くオーストラリア。そんなオーストラリア・ビクトリア州のギプスランド湖で、水面が真っ青に発光する不気味な現象が起きたと1月27日付けの英「デイリーメール」電子版が伝えている。

この現象に遭遇し、写真に収めたのはメルボルン在住のフィル・ハートさん。ギプスランド湖で友人らと共に深夜の水泳を楽しんでいたところ、この不気味な現象を目撃したのだという。このときのことをフィルさんは「湖にいるのに、蛍光塗料で遊んでいるかのような感じだったよ」と語った。

実はこの現象、大量に発生した「夜光虫」によるもの。夜光虫は昼間に大量発生したときに赤潮を発生させる、あの海洋プランクトンのことだ。この摩訶不思議な現象は、水中にいる微生物が光を生成し放射する現象で、生物発光と呼ばれている。フィルさんは、写真に収めたときに生物発光の様子を分かりやすくするため、シャッタースピードを遅くし、砂と石を水に投げ入れて夜光虫の発光を促したのだという。

「この現象に遭遇したときには感動したよ。だって、湖が真夜中にこんなにも青く見えることなんてないからね」とフィルさんは言う。フィルさんはギプスランド湖でカヌーキャンプの仕事に50年近く携わっているが、ギプスランド湖がこのように鮮やかに光る光景に出くわしたのは初めてのようだ。

「二度とこんなに青く光るギプスランド湖を見ることはないだろうな。深夜の湖で泳いでいてラッキーだったし、何よりもカメラをもっていてよかったよ」とフィルさんは話す。「撮影していたときに湖が発光していたのは明らかだったのだけれど、写真ができあがってみると、あのときよりも鮮やかなブルーだったことに驚いた。この写真じゃあ、友人たちがイカレた奴らに見えるね」

この現象の直接の要因は、山火事と洪水といった自然災害によりプランクトンの栄養源となる湖水の養分が高まったために起きたものだとみられている。
(文:sweetsholic)

screenshot:dailymail.co.uk

■関連リンク
The lake that glows in the dark: Eerie phenomenon that turned waters (and midnight swimmers) luminous blue(デイリーメール)英文