「しょっぱい。ん、でも甘い? ナンだこれはー!?」と、未体験の味にびっくりしたのが中国生まれの塩ソーダ。こちらは当地のスーパーやコンビニなどで購入できる炭酸飲料「盐汽水(ヤンチーシュイ)」というもの。「盐汽水」を初めて見かけたときは、日本の塩スイーツブームの影響かと思ったのだが、そうではないらしい。この塩ソーダが誕生したのは50年以上も前のことなのだ。

幅広い世代に人気のコーラやファンタなどの炭酸飲料に対し、塩ソーダは中国人のおっちゃんたちがグビグビ飲んでいるイメージが強い。ソーダ水に塩を混ぜているため体力の回復が期待できることや、熱中症予防にもつながるため、昔から労働者に愛飲されているのだ。いわば疲労回復ドリンクといえよう。夫が中国企業に勤めているというある邦人女性によれば、毎年夏になると従業員にビニール袋に入った石鹸・タオル・盐汽水が配られるのだとか。 

現在では昔を懐かしむ風潮から、若い世代の間でも人気が復活。ストレートタイプのものから、レモンやパイナップル、ミントといったフレーバー付きのものも売られている。記者が飲んだのはレモン味であったが、炭酸が強くて冬に訪れた上海での試飲は正直キツかった。

ちなみに記者が購入したセブンイレブンでは、600ml入りのもので2.5元(約32円)であったが、スーパーであれば「雪菲力」や「延中」、「百事可楽(ペプシ)」といったメーカーのものが1.5元(約20円)程度から購入できる。塩スイーツが好きな人にはぜひとも試してもらいたい味だ。

(記者:sweetsholic)