さてみなさん、連日気がかりなニュースが流れ、なんとなく気持ちも凹みがちです。そんなときには、ポジティブシンキングの本場(?)欧米から「とりあえず前向きになれる言葉」を見てみましょう。いきなり一日で物事は良くなったりはしませんが、心は一瞬で楽になったりします!

 
●“Fear less, hope more; Eat less, chew more; Whine less, breathe more; Talk less, say more; Love more, and all good things will be yours”
(スウェーデンのことわざ)

恐れるよりは希望を、食べるよりはもっと噛んで、めそめそするより呼吸をして、誰かとのお喋りをするより自分の気持ちを言葉にし、より愛せ、そうすればすべての良きものはあなたのものになる。

Talk とSayはどうちがうのか? talkはあくまでも相手のある「対話という行為」です。それに対してsayは「自分の中にある考えや気持ちを言葉にする」というものです。

 

●“A pessimist sees the difficulty in every opportunity; an optimist sees the opportunity in every difficulty.”
( ウィンストン・チャーチル 元英国首相)

悲観主義者はあらゆる機会の中に困難を見つけるが、楽観主義者はあらゆる困難の中に機会を見いだす。

「;」 をはさんで同じ構造の文でdifficultyとopportunityだけを入れ替えた文です。シンプルな構造でどれだけ深く的確に言い当てられるか、これも英語の名言格言の特徴ですね。

「所詮、ポジティブさなんか役に立たないよ」という方にはこちらの言葉を。
 

● “A positive attitude may not solve all your problems, but it will annoy enough people to make it worth the effort.”
(ヘルマン・オルブライト 『Saturday Evening Post 』紙のライター)

ポジティブな態度ひとつでは問題すべてを解決できないかもしれない。しかし、わざと物事を悪くする奴らをうんざりさせるにはそれで充分だ。

確かに、他人が頑張っているときに足を引っ張ってみたりわざと気を挫くような人いますよね。彼らが一番苦手なものは「前向きな態度」ですね。

 

では、最後に今この瞬間も、決して前向きであることをやめない皆さんへ。

 
● “The positive thinker sees the invisible, feels the intangible, and achieves the impossible.”

前向きに考える人は見えないものを見て、カタチのないものを感じ、そして不可能な事を達成するんだ。

原文では in-(またはim-)で始まる否定語(invisible 不可視/ intangible 不可触 / impossible 不可能)を並べたかっこよさがあります。

 

(文&英語&イラスト:Maiko Kissaka
プロフィール:https://youpouch.com/maiko-kissaka/