外国人でありながら流暢な山形弁を話す、タレントであり翻訳家でもあるアメリカ人、ダニエル・カールさん。彼もまた震災以降、行方不明のご友人の安否を心配する日々を送っているそうです。

海外へ脱出する外国人が多いなか彼は帰国することなく、海外メディアが誤報や大袈裟な情報を流すたびにツイッターやYouTube上において英語で真相を伝え、海外の人や在日外国人が惑わされないようにと連日必死に呼びかけています。

先月30日にダニエルさんが掲載した動画「ストップ・ザ・ヒステリア ♯6」では、私たちにもわかるようにと日本語で説明。

「英語でガンガンしゃべってんのに、なんだがねえ、海外メディアはなかなか言うこときがねえみたいなところがあるので……」と、いつもの山形弁・ダニエル節で始まります。

「今日もまたとんでもない誤報がありまして、はっきり言って頭に来ました! 東北大部分に放射能汚染が広がっているという見出しがありまして、ちょっと待ってくださいよお、それはどこのデータをみてんのか」と、海外メディアの身勝手な報道に怒りをあらわにしました。

さらに、「気軽に(海外メディアが)とんでもねえことを言ってしまうことによって、東北全体の経済が左右されるわけなんですよね。(途中省略)逆輸入でこちらにも(海外メディアの情報が)入ってくるんだから、ええ……ちょっとまって、日本政府が嘘言ってんじゃねえがー? って思われるところもあるわけですので、本当にそういった無責任な報道をやめてもらいたい」と、海外メディアのガセネタが日本国民の不安を仰ぎかねないと心配しています。

「もし、そういう大げさな報道を見ましたら、その番組のスポンサーにどしどしとEメールとか手紙などを送ってください。冷静に聞いていてもいいのですが、これで日本の評判がダウンされてしまうのではないかと私がとっても心配ですので、これからバトルを続けたいと思いますのでよろしくお願いします」。最後に「がんばっぺ、ニッポン!」と、力強いガッツポーズで締めくくりました。

彼のように、日本のことを日本人以上に心配している外国人がいることは、私たちにとって大変心強いことです。

どの情報を信じていいのかはっきりしない昨今。どうしても被害状況を大きく書きがちな海外メディアを信用しがちになる人もいるかもしれませんが、ダニエルさんの言う通り、事実無根の誤報であることもしばしば。私たち日本人は、海外メディアの商売戦略的な大げさな情報に惑わされることなく、冷静に受け止め、誤報については厳しく注視していく必要があるでしょう。

2日、「明日から東北さ行ぐ」とツイッターと動画で報告したダニエルさん。「ここでできることは限られている、オラの役は済ませた」として、今度は被災地へ赴き、人々を励ましたり物資を渡したりしたいとのこと。そのためツイッター・YouTubeの更新はできなくなるそうです。今頃、被災地への道中でしょうか。くれぐれも気を付けて行ってきてほしいものです。

(文:ricaco)

参照元:twitter.com(http://twitter.com/DanielKahl

YouTube(http://bit.ly/evMf9A)(http://bit.ly/ieVY5j

▼Stop the Hysteria #6

▼Stop the Hysteria #7