晴れ渡った空に浮かぶ、白い布のようなもの。遠くからだと何だか意味ありげに見えますが、実際はただのビニールシート。ゆるり、ゆるりとビニールシートが漂っているだけなのに、なぜかとても幻想的です。

そんな光景が収められた動画「Tornado in Pupping」が、動画共有サイト「YouTube」に投稿されています。投稿者の「etschi123」さんによると、2010年4月に「Pupping Vlies」という場所で緩い竜巻が発生。そのせいで長さ20メートル、幅12メートル、重さ60キロのビニールシートが1枚、また1枚と空に舞い上がったのです。

ビニールシートは竜巻の思いのままに操られ、ゆるやかに旋回し続けます。天と地をつなぐ螺旋階段のようにも、天女の羽衣のようにも、白い龍が天に昇ろうとしているようにも見え、さながら自然にできたアート作品といった雰囲気。

問題は、「Pupping Vlies」が一体どこなのかということ。この動画を紹介した海外サイト「CBS NEWS」によると、オーストラリアに「Pupping」という地名の場所はあるけれど、「Pupping Vlies」はどこなのか分からないとのこと。かなり広い農場のようなところで撮影されているため、オーストラリアが正解かも? どちらにせよ、思わず見入ってしまう動画であることは確かです。

(文:うさぎ)
参照元: YouTube, Cbsnews.com