夢いっぱいで私たち女子に元気をくれる少女マンガ。みなさんも感動したり笑ったりと思い出に残るマンガが一つや二つはあるのでは?

そんな少女マンガを作り出すお仕事現場どんな感じなのでしょう? 今回、少女マンガのアシスタントをしている女性2人にお仕事について聞いてみました。

お話を聞いたのはこのお二人。アシスタント歴10年のA子さんと3年のB子さん。二人とも別々のマンガ家さんのもとにアシスタントに行っている。

A子 「私は●●先生(某有名マンガ家)のところで10年、専属アシをやっています」

B子 「わ〜人気作家さんじゃないですか。私は特定の先生にお世話にならずに、不定期でアシに行っている、臨時アシスタントです」

そんな二人に仕事について聞いてみた。

A子 「専属で仕事をしていると、他の先生の事、全然知らないんだけど、私の場合は『何日から来て』って先生から電話があって、その日から泊まり込みで作業。10日くらいで作業が終わるから、そこから次の電話まではオフ。3日くらいするとまた電話があって……その繰り返しで仕事にいきます。先生のスケジュールに合わせて自分の予定を組みます。作業は、背景や人物などを担当しています」

B子 「私は臨時なので、編集部や仕事をした事がある先生から連絡があって、タイミングが合えば、アシに入る。自分に用事があると断っちゃう。なので、出来る作業はベタとか簡単な事のみ。そんな働き方です」

仕事に対するスタンスはそれぞれのようだが、仕事でのメリット、デメリットは?

A子 「メリットは、第一線で活躍している先生の近くで働ける事。刺激にもなるし、技術アップにも。デメリットは、どうしても絵が先生の絵に似てしまうこと。先生はベテラン作家なので、絵もバリバリの少女マンガ。キャラクターは10頭身だし、女の子の目は鼻までどどくデカ目だし。その絵になれると、自分の絵に戻しにくい。」

B子 「私は好きな絵を描いてお金をもらえるのがメリットかな。デメリットは不定期で働くからお仕事仲間の輪に入れない。お茶会がある職場だと、何話して良いかわかんないし、もう、アウェィって感じ。」

少女マンガ家さんの優雅なお茶会って本当にあるんですか?

A子 「あるところはりますね。ウチはないけど。」

B子 「そうそう、編集さんがお菓子とか差し入れしてくれんだけど、その差し入れのセンスで、担当の好感度がかわったり、するんですよ。」

A子 「マンガ家って引きこもって、ずっと絵を描いてるから、休憩時間を豪華なお茶とお菓子で息抜きと社交の場としてるんじゃないですかね。」

B子 「でも、臨時の人間の私は輪に入れないんだよね。特に泊まりで作業するアシ先は、みんな仲良しで、よそ者はいづらい。」

先ほどのA子さんの話にもありましたが、泊まり込みで作業もするんですか、女性でも。

A子 「ありますよ。徹夜は当たり前。」

B子 「あるところはある。前にびっくりしたのは、何日も泊まり込んで作業している女の子。時間を惜しんで作業しているのはわかるけど、ずっとお風呂の時間も削って描いているみたいで、部屋中に臭いが……。」

そんな、予想外の話も出てきたりと、今回はアシスタントさん達に色々語ってもらいました。夢いっぱいの少女マンガの世界だが、その現場は厳しい面もあるようですね。

(文、写真=山田マヤ)