日本で長期滞在をしたあと、今月1日から台湾を訪問したレディー・ガガ。台湾のテレビ番組では連日のようにガガ特集が組まれ、彼女が公演した7月3日を、なんと「レディー・ガガ・デー」と命名するほどの熱狂ぶりでした。

一部の新聞社では、ガガが日本のテレビ番組「徹子の部屋」(11日放送予定/テレビ朝日)に出演することを画像付きで報道。黒柳徹子とガガの奇妙なツーショットが、台湾全国のガガ・ファンの目に留まったことは間違いないようです。

このツーショットを伝えた台湾の新聞「蘋果日報」は5日、「日本、ガガに仰天つづき」などという見出しで、ガガの番組出演を淡々と伝えました。

記事によると、日本の女性スター黒柳徹子の番組「徹子の部屋」にガガが出演。高さ40センチもあるブーツを履き、髪を50センチの高さに巻き上げ、全長2メートル以上の姿で登場したガガに、黒柳は「まるで凧みたい」「たまねぎガガ」などとコメントしたそうです。

いくらガガ好きの台湾人でも、彼女のドレスの形が、まさか黒柳の自慢のヘアスタイルをイメージしたかのようであることは、たとえ説明されても意味がわからないはず。

日本の一部報道によると、ガガは黒柳の癖を真似て、髪の毛から出したキャンディーを黒柳に差し出し、黒柳をいたく感激させたのだそうです。この不思議なおふたり、意外に気が合うかもしれません。

ところで、いつもユニークな格好のガガですが台湾訪問と日本訪問のファッションに、若干違いが見られるような気がします。

台湾にいるときは相変わらず派手ですが、かなりラグジュアリーないわゆるハイ・ファッションに身を包み、いたってまとも(?) 度を越えた奇抜スタイルではないようです。

一方日本滞在中は、もはや仮想大会のように奇抜すぎるファッションの数々……皆さまご存知、全身ミドリ・スタイル、まぶたに目描くスタイル、玉ねぎスタイルなどなど。もはやネタにしか見えませんが、ここには彼女の主張が込められているようです。ひとつひとつ考えるの、大変だったのではないでしょうか。どちらにしても、これらの奇抜さを受け入れることができる国民であると思われているのは、光栄のような……?

おそらくガガは、震災で落ち込んでいる日本に少しでも笑いをもたらせたかったのかもしれません。彼女の意図は十分すぎるほど日本人に伝わったのではないでしょうか。彼女にもらった元気を、被災地の復興と日本の活力に繋げていきたいものですね。

(ライター=める)