8月25日放送TBS系「ひみつの嵐ちゃん」。今回はVIPリムジン夏の特別編! ゲストを迎えず嵐メンバーだけで、男ふたり旅を楽しんだ。

旅に出たのは、櫻井翔と相葉雅紀。案内役を務める相葉が、自身の地元千葉の「こんなの初めて」なスポットを次々紹介し、櫻井に楽しんでもらおうという企画である。ところが道中、思い出話に花を咲かせるふたりが昔体験した心霊現象を話したとたん、不思議な出来事が彼らの身に起きたのである。

「プライベートでふたりきりになるのは、10年以上一緒に活動してきて初めて」そう照れくさそうに話すふたりは、目的地に向かうキャンピングカーの中、なんだかぎこちない。ビデオカメラだけを渡され、車中にふたりきり。付き合いたてのカップルのような雰囲気が漂う中、空気を変えるために思い出話を始めたふたり。

「今までで一番辛かった仕事」について語る中、共通して胸に残っていることとして話題に上ったのが、番組のロケで行った富士山の樹海での出来事だった。当時、ふたりが樹海で怪奇現象を待つ中、同行した霊能者が突然叫んだ。「魔界への扉が開いてしまうから逃げましょう!」

ふたりとも、なにがなんだかわからないまま、ただただ襲いかかる恐怖の中で、一目散に出口目指して駆けだした。ところが、無我夢中で走る中、ふいに相葉が切り株を見つめたまま立ち止まってしまったのである。そして、しばし切り株を見つめた後、再び走り出したのだという。

「そういえばそんなことあったね~」そう笑顔で語る櫻井とは対照的に、相葉はなんだか硬い表情。どうやら相葉は、そのとき切り株の上に何かを見たらしいのだ。未だにその出来事を鮮明に思い出せるほど記憶は色濃く、相葉はあまりの恐ろしさに、当時櫻井に本当のことを言えなかったというのである。

相葉が切り株の上に見たもの。それは、上半身のみのタクシー運転手の姿だった。その記憶を恐る恐る語る相葉と、固唾をのんで耳を傾ける櫻井。重苦しい空気の中、それは突然起こった。

「ガタン!」ふたりが乗るキャンピングカーが、急に音をたてたのである。車中にいるのは、相葉と櫻井のほかは、運転手だけ。ところが運転手はなにもしていないというのだ。

静かに顔を見合わせたふたりは、恐怖のあまり、騒ぎ立てることすらできない。人は本当に怖い時、なにもできないのだ。ぎこちない雰囲気を打破するどころか、ますます空気が重くなってしまった車中。この後千葉の海でふたり旅を満喫するまで、櫻井も相葉も、しばらくの間襲いかかる恐怖心と戦う羽目になってしまったのである。
(文=田端あんじ)