ここ数年、都市部を中心として様々なコンセプトカフェが流行しています。猫カフェ、メイドカフェ、男装カフェ……そして執事喫茶というものがあることを皆さんはご存知でしょうか。聞いたことないという方や、興味はあるが行った事がない方のために執事喫茶がどんな場所かレポートいたします。

今回は、執事たちが待つ「お屋敷」に何度も「ご帰宅」しているという、自称「執事マスター」のN子さん(会社員)に同行しました。行った先は、彼女のいきつけ執事喫茶「スワロウテイル」です。

お屋敷の前には、女性客が数人集まっていました。何かと思ったら、お店の予約表を確認しているところだそうで、朝10時半から夜21時まで予約は既に満席。執事喫茶の人気ぶりが伺えます。

地下にある敷地に一歩足を踏み入れると、レンガの壁に石作りのフロアー。先ほどまでの浮世の雑踏がウソのようです。ドアの前には漆黒のコートに身を包んだ長身のイケメン・ドアマンが「お帰りなさいませ、お嬢様」と丁寧に予約の受け付けをしてくれます。本当にお嬢様にでもなったようで、かなり気分がいいです!

高級そうな布張りの椅子でしばらく待つと、燕尾服に身を包んだ執事とフットマンとよばれるお世話係が現れました。彼らは私たちに挨拶をすると、フットマンに荷物を預け、席まで恭しく案内してくれました。もはや、高級レストランに来た気分です。

お屋敷の内部はかなり広い! フロアの両脇には、カーテンで仕切られた個室が並んでいます。そして、中央部には猫足の椅子とテーブルがズラリ。そしてアイボリーで統一された壁にはいくつもの絵画、天井には高級そうなシャンデリアが飾られるなど、かなりのこだわりが感じられました。

席は既に満席。どの席にも、この空間を楽しもうと素敵に着飾ったお嬢様たちが、お茶をたしなみながらおしゃべりに花を咲かせています。

席に案内されてから注文を受けるまで、先ほどのフットマンがテキパキと椅子を引き、ひざ掛けを準備し、メニューの説明をしてくれます。メニューを見て驚いたのはその多様さ。特にお茶はダージリン、アッサムなどのスタンダードな紅茶から、オリジナルブレンドのお茶など50種類以上もあるとのことです。記者はスコーン、キッシュ、デザートと、お茶のアフターヌーンティーセット2800円を注文しました。


まず、お茶が運ばれます。ウエッジウッドの美しいティーカップに、フットマンが手際よくお茶を注いでくれます。お屋敷では高級ティーカップのコレクションを100種類以上取り揃えており、廃盤になってしまったものや、その価格から個人では手に入れることが難しい、貴重なカップでお茶を楽しむことができるそうです。

次にセットの軽食が運ばれます。かわいらしくデコレーションされたケーキやキッシュを食べながらおしゃべりをしていると、いつの間にかお屋敷に住まう令嬢の気分です。通常こういったコンセプトカフェでは食べ物にはあまり期待できそうもないのですが、このお屋敷では専用パティシエとシェフがいるそうで、お味のほうも大変満足でした。

フットマンは近づきすぎず離れすぎず、親しみやすくも丁寧な接客でお嬢様のお茶の時間を演出してくれます。初めは慣れない空間に緊張していた記者でしたが、心地よい空間のおかげで80分という時間が短く感じられるほどおしゃべりに夢中になっておりました。

お屋敷を退出する際にはお屋敷の皆さんが「行ってらっしゃいませ」と爽やかに見送ってくれるので、ほっこりとした気持ちになります。執事喫茶を紹介してくれたN子さんは、「イケメン、和み系、お笑い系と様々なタイプのフットマンや執事さんに囲まれ、楽しくおいしい食事が出来るのがうれしい」とのこと。今回お屋敷を体験してみて彼女のように足繁く通うお嬢様が多数いらっしゃるのも頷けます。

お気に入りの執事さんやフットマンを見つけるもよし、高級なティーカップや装飾品に目を奪われるもよし、また、メニューのお茶を全部制覇するのも良いかもしれません。いつもとは違う非日常の世界へ、足を運んでみてはいかがでしょうか。

(ライター=みあざきぱなま)
参照元: butlers-cafe.jp(http://p.tl/98WR

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