当編集部の調べではありますが、これからご紹介するチベタンビールを販売している店やレストランは日本に存在しません。チベタンビールとは、チベットやネパールの人たちが好んで飲んでいるビールで、「これ熱燗なんじゃない?」と思うほど熱いビールなのです。

チベタンビールは別名・トンパと呼ばれていて、鉄の器に入れてお客さんに出されます。そしてそれを鉄のストローで飲むのです。鉄の器にはチベタンビールのもとである種が無数に入っていて、それが発酵してチベタンビールとなるのです。

このビールを実際に飲むとわかるのですが、本当に熱燗を飲んでいるかのような気分になり、風味も日本酒にとても似ています。ややチベタンビールのほうがクセがあるように思えますが、それが種の独特な風味なのでしょう。

チベタンビールには、もうひとつおもしろい特徴があります。中身が足りなくなったら、ポットでお湯を入れて量を増やすのです。お湯を入れると種から新たにチベタンビールのもとが染み出してきて、美味しいチベタンビールを何杯でも飲むことができるのです。なにから何まで不思議なビールですね!

(写真、文= Pouch編集部)