
わたしたちの多くは、テレビや映画または写真でしか、氷河というものを目にしたことがありません。しかし世界には氷河のある環境で働く人が確かにいて、彼らが見ている風景は、わたしたちの想像をはるかに超えるものです。
今回紹介するのは、そのうちのひとりが捉えた、息をのむほど美しい氷の洞窟の姿。世界中のあらゆる僻地を旅した人物が、「今まで見た中で一番美しい」と絶賛したその圧倒的な光景を、ご覧いただきましょう。
北極大陸や南極大陸など、世界の僻地と呼ばれる場所に多く出航している探検船旅会社。そこで働くエリック・ギュット氏は、全く風の吹かない土地や気温50度を超える土地、またはペンギンや白クマしかいないような氷山など、ありとあらゆる環境を探検してきました。
そんなギュット氏の心を掴んで離さなかった、とっておきの光景。それが今回紹介する場所、アラスカ・ジュノーにあるメンデンホール氷河の、氷の洞窟です。今から6年前、仕事でメンデンホール氷河に来たギュット氏は、偶然氷河に入口があるのを発見します。何かに突き動かされるような気持ちを抑えきれず、ギュット氏は目の前に広がる氷の洞窟に足を踏み入れたそうです。
その後ギュット氏が見た光景は想像を絶するほど美しく、そのどれもがまるでこの世のものとは思えないものでした。それ以来、すっかり氷河の魅力にとりつかれたギュット氏は、その後数年間に渡って氷河について学び、各地の氷河に出向いては写真を撮るようになったそう。
ギュット氏曰く、「氷河の形成プロセスは世界中どこでも全く一緒であるのに、その様相は皆異なる」のだとか。これは氷を溶解する水の流れ方や温度によるところが大きく、それもまたギュット氏にとっては、氷河に対する飽くなき探求心に火をつける大きな要素のようです。
言葉にするのが惜しいほど圧倒的な美しさをみせる、氷の洞窟の様々な側面を写した写真の数々。たしかにこんな光景、一度目にしたら忘れられませんよね。一生に一度でいいから、本物を体感してみたいものです。
(文=田端あんじ)
参考元:mymodernmet.com(http://goo.gl/97fv1 )
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