上の写真をご覧ください。3つの写真の被写体はすべて同一人物です。目や鼻などの各パーツは確かに皆同じようにも見えますが、なぜでしょう。左から右に視線を移していくにつれ、表情が沈み、どんどん老化が進んでいくように感じられますよね。

この画像が今、ネットで話題になっているのです。

この写真はオランダ人カメラマンのクレア・フェリシエ氏が撮影した、若きオランダ海兵の兵士たちの姿。『Here are the young men』と名付けられたこちらの作品は、彼らが戦地に赴く前と赴任中、そして帰任後の表情をとらえたものです。

向かって一番左から赴任前・赴任中・帰任後のもの。

フェリシエ氏自身の息子さんも同海兵隊に所属しており、それが今回の撮影に至った大きな理由でもあるそう。赴任前はキラキラと輝いていたはずの兵士たちの目が、みるみる虚ろになっていく姿に、見た者は少なからず衝撃を受けるでしょう。

兵士たちは2009年から2010年に、アフガニスタン南部のウルズガンに召集されました。戦火の真っただ中で戦ってきた彼らの顔には、アフガニスタンで経験した様々な経験が凝縮されているように思えます。そこには戦い抜いた誇りというよりも、悲しみや苦悩のほうが色濃く、彼らを見ているだけで、戦争で負う何らかの衝撃の強さを思い知らされるのです。

また写真には、兵士たちが戦地に持参したお守りのようなものも写されています。肌身離さず身に着けていたであろうそのお守りは、もしかすると、彼らの精神状態を保っていた唯一のものだったのかもしれません。

衝撃的な写真の数々。そんなフェリシエ氏の写真を見た多くのネットユーザーたちの間では、様々な意見が飛び交っているよう。その中にはやはり、「行った後の目、みんな死んでる」「日焼けと栄養状態の悪さのせいでは」など兵士たちの変わりように驚く声が多くありました。ただし一方では、「対して変わらない」「行った後のほうがカッコいいヤツもいる」「ただ老化が進んでいるだけじゃん」といった声もあるよう。

たしかに見方は人それぞれなので、色々な意見があるのは当たり前です。しかし兵士たちの顔を見ているとどうしても、「これは単なる老化ではない、苦労した人特有の老け方だ」と思えてならないのです。あなたは彼らの表情を見て、何を感じましたか?

(文=田端あんじ)

参考元:clairefelicie.com(http://goo.gl/zasdP

▼ニッキーの場合/左から順に、赴任前・赴任中・帰任後です

▼パスカルの場合

▼レモンの場合

▼ショルツの場合

▼アーノルドの場合

▼エミールの場合

▼兵士たちが戦地に持参したお守りの数々です/アクセサリーが多い中タトゥーがお守りという兵士も