ドーナツといえば、人気チェーン店「ミスタードーナツ」を思い浮かべる人も多いでしょう。同チェーンが日本におけるドーナツの認知度を高めたといっても過言ではないでしょう。

あのまーるいドーナツを大胆にアレンジしたお店があることをご存知でしょうか? そのお店とは、北海道小樽市にある「小樽のドーナツ屋さん」です。このお店は2012年1月7日から東京ドームで開催されている「ふるさと祭り東京2012」に出店しているのですが、イベント限定メニューとして驚くべきドーナツを販売しているのです。その商品はすでにドーナツの原型をとどめておらず、なんと電子レンジで加熱して食べるという代物。

果たして、これをドーナツと呼んでよいのでしょうか?

このイベントは1月15日までの間、全国から飲食店・民芸品店・企業などが出展し開催されているイベントです。会場に設けられたステージでは、青森ねぶた祭り、仙台七夕祭り、高知よさこい祭りなどのパフォーマンスが繰り広げられており、日本最大級の「ふるさと祭り」と呼ぶに相応しい活気に満ちています。

地域の名産品を扱うブースが約300店も軒を連ねているのですが、女子なら是非ともチェックして頂きたいポイントがあります。それは、レアなスイーツが用意されている「スイーツストリート」です。ここに出ている品々は、「お取り寄せもできない」というから一見の価値あり、いや一食の価値ありです。

私(記者)がもっとも気になった商品は、従来のドーナツの概念を覆す驚くべき商品、小樽のドーナツ屋さんのイベント限定「とろふわドーナツ」です。箱に詰められているのですが、見た感じは生クリームの敷き詰められたケーキ。しかし、スタッフにお話を聞くとこれがドーナツというのです。「私の知ってるドーナツは、丸く成形されていて、揚げたり焼いたりしたものなのだけど……」と、心のなかでつぶやきながらも、持ち帰ってみました。

そのままでも食べられるのですが、おいしい食べ方は電子レンジで1分温めるとのこと。何がなんだかわからないまま、レンジで温めてみました。すると、生クリームはドロドロに。たしかに見た目はとろふわになったのですが、これをどうしろと……。

フォークでクリームのなかを探っていると、中から何か出てきましたよ! これは一口サイズに切られたドーナツなのでは。ドロドロの生クリームと絡めて食べてみたところ、おお! たしかにドーナツだ! ほんのり温かいクリームとしっとりとしたドーナツがよく合っています。

それにしても、かなり大胆なアレンジドーナツです。ドーナツといえば、ドーナツなのですが、もはや原型をとどめていないので、違い商品名で販売した方が良いのでは? と思ってしまいました。

(文、写真=チャーミー)

▼ これがドーナツですって! どう見てもドーナツに見えないけど

▼ 商品名を見るとたしかにドーナツ

▼ レンジでチンするとのことですが、大丈夫かな?

▼ 出来たー! たしかにクリームはとろふわ。でも、ドーナツは?

▼ あったーッ! 一口サイズのドーナツが中にゴロゴロ

▼ ちなみにこちらは「スイーツファクトリー コモディーノ」の串カツシュー

▼ チョコがソースのように見えます