グラフィティに代表されるストリートアートは見る人によってはただの迷惑行為となりますが、一方で高い芸術的価値もあり、どう捉えるかはなかなか難しいものであります。

今回はそんなストリートアート界に新たに現れた、「テープ・アート」という手法で作られた作品をご紹介します。

作り方はシンプル。薄い茶色のビニールテープを二本の棒の間に面になるように貼り付け、ナイフでテープを切り絵のように切り取って形を作っていきます。陰を付けたい場所にはテープを重ねて貼り、さらに切り取ることでグラデーションを表現することが出来ます。切り取っては貼り、切り取ってはまた貼る。

こんな骨の折れる作業を繰り返し続けるうちに、ビニールテープはいつしか男性の顔を形作り、セピア色のモダンな作品ができ上がりました。

このテープ・アートを考えたのはアムステルダム在住のMax Zorn氏。カーデザイナーの友人がデザインのアイデア出しの際に細いテープを器用に使ってボードに車の形を次々と描いて行く様子に魅了され、テープ・アートを始めたのだそうです。

Max Zorn氏は表現の場所をストリートに絞り、テープ・アートをグラフィティのようなストリートアートとして確立させたいと考えているようで、でき上がった作品はスペイン、ポルトガル、ドイツの都市の街灯に彼の手によって次々と貼られたようです。

光によって照らされたテープは、暖かみのあるステンドグラスのようでとてもオシャレ。もしこのテープ・アートがポピュラーな文化となれば日本でも真似をする人が現れるかもしれませんね。皆さんは彼の作品をみてどのように感じますか? 

(文=みあざきぱなま)

参照元: mymodernmet.com(http://goo.gl/8c3oJ), youtube.com(http://goo.gl/3pqSO

▼絵が完成するまでにはかなりの根気が必要です

▼有名な絵画もご覧のとおり

▼ヨーロッパの街灯のような暖かい色合い

▼テープが重なった部分が美しい夕焼けのようです

▼空白が多い絵は作るのが難しそう

▼ボトルやグラスの反射も忠実に再現されています

▼斜めに貼られたテープは差し込む太陽の光のよう

▼見つめ合う男女

▼暗く影になっている部分はテープをどれくらい重ねているのでしょうか

▼水彩画のようにも見えます

▼帽子のしわなど、細かい部分も丁寧です

▼影を多くすることで、真剣な表情が強調されているようです

▼明るい色の目からは闘志を感じます

▼一枚の作品を作るのにどれくらいの時間がかかるのでしょうか

▼女性の顔の丸みをうまく表現しています

▼背景の模様が効果的です

▼この絵の貼られたストリートではどんな反応なのでしょうか