みなさんは静物画は好きですか? 私は額縁の中に実物があるのか!? と錯覚しそうな作品には素直に感動しちゃいます。でもそこで思わず手を伸ばして触れようとしたら…… 「作品には手を触れないでください!」って、当然怒られちゃいますよね。もしくはアラーム鳴りますね。

でも今回ご紹介する静物画は、手を触れずに素通りしたら作者にムッとされちゃうかもしれません。

この「Still Life」(まさに「静物画」という意味)という作品、ちょっとクッキリしてはいるものの、特に変わったところのないフツーの静物画。と思いきや、額を傾けると……。なんと描かれた壷や果物がゴロゴロ転がってしまいました!! うわー!!

思わず「ご、ごめんなさい!」と泣きそうになりましたが、実はこれ、額縁の傾きを検知して画面に反映させる仕組みを持った、現代アート作品なのでした。要するにスマートフォンの画面みたいなものですかね? (テクノロジー音痴ですみません)

「静物画」にしてはちょっと「動きすぎ」で、どう呼んだら良いのか分かりませんが、昔からある古典的なジャンルと現代のテクノロジーを融合させて、こんな新鮮な驚きを与えてくれるのは素晴らしいですね!

作者のスコット・ガーナーさんの頭の中には、このアイデア自体は昔からあったそうです。最近になり、ようやくそれを実現できるテクノロジーが整った、とのこと。今はどんなアイデアを暖めているんでしょうね?

この作品は視覚的に転がるだけですが、まだまだ可能性がありそうです。たとえば効果音をいれても面白そうですし、静物ではなく人物にして、傾けると中の人が嫌な顔をしたり、慌ててくれたり……、なんてアイデアもありそうかな〜と思いました。そんなふうに先のことを考えてワクワクさせてくれるところ、これ、アートにとって凄く大切なことじゃないかと思います。

一度は触れてみたいこの「絵画」、みなさんはどのように感じましたか?

(文=阪井亮太)

参照元:  TRENDLAND (http://goo.gl/5Cs6I)

▼一見、フツーの静物画

▼傾けてみたら……!?

▼ママに怒られる……。

▼動画で見るといっそう面白い!

Still Life from Scott Garner on Vimeo.

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