GPS を使ったナビがすっかり普及した現在。行きたい場所へのルートを調べたり、とても便利ですよね。

でも、ふと「GPS ナビがなかった頃の方が、方向感覚が良かったかな〜?」なんて感じたこと、ありませんか? もしかすると、それはあなたの脳の変化をしめしているのかも!?

どこかへ行く際、私たちは道沿いの建物などの位置関係を把握することで、方向や現在地などを認識していますよね(意識してはいないかもしれませんけど)。そうやって「心的地図」というものを私たちは描いているのだそうです。

しかし、GPS ナビに頼れば頼るほど、この「心的地図」を作る能力がダメになるのだとか。紙の地図を読むときと違い、GPS 機器は点と点を結んでナビしてくれちゃうので、空間的な位置関係による「文脈」を脳が作ろうとしなくなってしまうらしいです。

私たちの脳は、ひとことで言えば「節約タイプ」。不必要な情報はストックしようとしないので、ナビを使っている間は「心的地図」を作る仕事はしないのだそう。実際、GPS 機器の使用の有無によって、空間把握に関する脳の部位のサイズが変化するという研究結果もあるそうです! そう言われると怖い……。

ナビ無しで目的地へ向かうには、記憶したり計算したり、色々脳を働かせないとなりません。でもそれは脳にとってはとても大切なことみたい。一度それをやめてしまうと、脳が再びそうした機能を取り戻すのはとても大変なのだそう。なんでもそうですけどね〜。

だから、たまにはナビに頼らず、紙の地図を片手に、自分の脳の力だけで目的地へ行くのが良いそうですよ。道に迷うことで偶然見つけられる面白いものもあったりしますしね。まあ、急いでいる時はそうも言ってられないかもしれませんけど……。

(文=阪井亮太/ 写真=Pouch)

参照元: NY Times.com(http://goo.gl/V0GoX)

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