ものづくりが好きな人、クリエイティブなことが好きな人にオススメのカフェ「FabCafe」が渋谷に3月7日オープンしました。

「Fab」は、世界20ヶ国以上に「ものづくり革命」として広まっている概念。「Fabrication(ものづくり)」と「Fabulous(愉快な、素晴らしい)」の2つの意味が込められています。

ショップ内にはなんとレーザーカッターが設置され、気軽にものづくりが楽しめるというなんともユニークなコンセプト。

こんなにも愉しげなコンセプトが実現したのは、いったいどういう経緯だったのでしょうか。広報担当者にお話を聞いてみました。

「きっかけは、昨年8月にロフトワークが『FabLab KAMAKURA』さんと合同で開催したワークショップでした。1泊2日の合宿型ワークショップで、デザイナーや編集者、建築家など、ものづくりに携わる人が集まってかなり面白いものができたんです。『欲しいものをみんなで一緒に、その場で作る楽しみ』を実感。それをカフェで気軽にできたら良いよね、というアイデアが生まれました。FabCafeの企画自体は、9月頃から準備をスタートして約半年で完成。大変でしたが、たくさんの人の力と知恵を借りて一気に実現した企画でした」。

FabCafeのウリについて訊いてみると「それはもちろん、レーザーカッターですっ!」とのお答え。

カフェスペースと工房スペースを分けるように、カフェのど真ん中に位置している黄色い巨大なレーザーカッターは存在感抜群。レーザーカッターが主役のカフェは日本初なのだそうです。

ところで、そもそもレーザーカッターって何なのでしょう?

広報によると、その名の通りレーザー光を使って素材をカットする機械とのこと。FabCafeでは紙、木、コルク、プラスチックなど様々な材料が用意されています。人工的に作られたレーザー光を使い、材料を素早く燃焼させることで、文字を書いたり、切り抜いたりすることができるのです。

またFabCafeでものづくりをすることで周りに集まっている人たちからアイデアをもらえたり、みんなのおしゃべりのなかから出たアイデアを作品に取り込むこともできますよね。今後はレーザーカッターを中心に、マシンをどんどん増やしていければ良いなぁとのこと。現在は、このほかにも3Dプリンターやカッティングマシンが実験的に導入されています。

もちろん、目玉はレーザーカッターだけではありません。フードメニューも自慢ですよ!

特に女子にオススメのマシュマロに目が描かれた「マシュマロラテ」はこだわりの品。現在、ごはんは日替わりカレーがメインですが、今後メニューがどんどん追加されていくそうです。

ものづくりが好きな人、ノマド(あらゆる場所で仕事をこなす)な人、普通にお茶を飲みたい人、どんな人が訪れてもワクワク、ほっこりするステキなカフェです。

レーザーカッターの使い方は、データを持ち込めばプロがサポートしてくれるので安心(Fabについての詳細は公式サイトをご覧ください)。またWifi、電源完備なので、仕事もできますよ。また現在は、「つくってみたいヨクボウ、かなえます」という、Fabしたいもののアイデアを募集しています。渋谷に行く機会があれば、ぜひ1度行ってみてはいかがでしょうか。

(写真、文=池田園子

参考:FabCafe(http://www.fabcafe.com/

▼天井高めな店内は広々とした印象▼

▼この日は女子が多めでした▼

▼足下に電源完備しています▼

▼ウワサのレーザーカッターは想像以上に大きい▼

▼レーザーカッターを囲む板にもこだわっているそうで注目ですよ▼

▼プロによるレクチャー中▼

▼レーザー光でコルクに文字を掘ります▼

▼イケメンFab男子がレーザーカッターの作法を、手取り足取り教えてくれます▼

▼一口に木の素材といっても色々な木が用意されています▼

▼壁にずらりと展示された作品たち▼

▼プラスチックも素材になります▼

▼かわいい小物も作れちゃいます▼

▼招待状を作ったときにできたFの文字▼

▼なんとレーザーカッターから作られたという編み機▼

▼メニューもレーザーカッターで作られています▼

▼この素朴感がたまりません▼

▼美人&イケメンスタッフさんが迎えてくれます▼