ここ最近、急に蒸し暑くなってきましたね~。こういうときには、ホットでスパイシーなものでも食べてさわやかな汗をかきたいですわ!

発汗作用がある食べ物といえば、まず思いつくのがキムチ。とはいえ、「豚キムチやキムチ鍋は今さらだしなあ」という方もいるのでは? そこで今回は、いつもとちょっと違うキムチの食べ方が楽しめる「キムチドリア」をご紹介します!

参考にするのは、『クッキングパパ』34巻(うえやまとち/講談社)に掲載されているレシピです。

『クッキングパパ』といえば誰もが知る国民的マンガ。

改めて少し説明すると、超料理上手なサラリーマン・荒岩一味(あらいわかずみ)の一家を中心に、いろいろな料理を作ることで生まれる家族愛や人情を描いた作品。いきなり料理バトルがおっ始まったり、誰かの作った料理をディスったりということもない、非常にハートフルで安心仕様な内容となっております。

34巻では、高校生になった娘から「最近、距離を置かれてるかも……!?」とちょっぴり悩む荻野係長が登場。そんな荻野係長に荒岩が教えたレシピがホタテとキムチを使ったドリアでした。では、実際に作ってみましょうじゃないですか♪


★ホタテ200グラム ★マッシュルーム6~7個 ★玉ねぎ1個 ★冷やごはん約500g ★バター50g(ホワイトソース用)+適量(キムチチャーハン用) ★牛乳300cc ★小麦粉大さじ3 ★キムチ お好みの量 ★その他…油、パン粉、粉チーズ、パセリのみじん切り各適量


【具入りホワイトソースを作る】
1、ホタテとタマネギは細かく刻み、マッシュルームは薄切りにする。盛り付け用にホタテのスライスを残しておく

2、温めた鍋にバターを入れ、タマネギ、マッシュルーム、ホタテの順で炒める

3、小麦粉を少しずつ加え、さらに炒める。小麦粉は加えるときにザルでふるう

4、いったん火を止め牛乳を少しずつ加えのばし、中火でトロリとするまで煮る。このとき、塩、コショウで味を整える

【キムチチャーハンを作る】
5、フライパンに油とバターを入れ、冷やごはんを炒めほぐす

6、細かく刻んだキムチを加え(キムチの汁も一緒に)、ごはんがふんわりするまで炒める

7、耐熱皿にバターを塗り、キムチチャーハンを入れホワイトソースをたっぷりとかける

8、スライスしたホタテを乗せ、パン粉、粉チーズ、パセリのみじん切りなどをふりかける

9、200度のオーブンで20~30分、焦げ目がつくまで焼いてできあがり!

※クッキングパパこと荒岩一味いわく「ホタテをカキやエビ・カニ・白身魚などにかえて作ってもうまいぞ!!」とのこと。


ホワイトソースって作るのが手間だと感じる方も多いですよね。でも、この作り方だと失敗することはほぼないですし、具も入ったソースが一気に作れて簡単!

これは覚えておくと、今回だけでなく今後、ホワイトソースのグラタンやドリアを作るときにも便利です♪

それにしても、キムチとホワイトソースは合うのだろうか……という疑問が。いったいどんな味がするのでしょう。とってもよい香りを放つアツアツのドリアを食べてみます!

「おいしいーーーーーー」

思わず、荻野課長の娘と同じように記者の目もキラキラに。いや、これはウソ偽りなく本当においしいです。ホワイトソースの甘さ・まろやかさと、キムチチャーハンのピリッとした辛さ、この両方が見事なコンビネーションなのです。そして、ホタテの旨みがじんわり感じられるのもイイ!

これはキムチ好きな人にはモチロン、グラタンやドリア好きにもぜひ一度試していただきたい一品です。
いやあ、正直、クッキングパパをなめてかかってました。こんなアゴしててちゃんとした料理作れるんだろうかなんて疑っててごめんなさい。クッキングパパはマジで料理上手な漢でした。

これは他の料理もいろいろと試してみる価値アリ、ですね!

(料理、写真、文= 鷺ノ宮やよい)

参考元:『クッキングパパ』(http://morningmanga.com/lineup/2