中華料理の定番と言えばやっぱり餃子! 日本では焼き餃子が定番ですが、中国では水餃子の方が一般的です。水餃子ってもちぷるであっさりしてて美味しいんだぁ……。

そんな水餃子を中国のプロのシェフに教わる機会があったので、中国流水餃子の作り方をご紹介したいと思います! シェフは王さんと言います。中国風に師傅(しふ)って呼んじゃおう! 王師傅は夜は上海の某ホテルの厨房に立っているそう。昼間はヒマだから料理を教えるアルバイトをしているんですって。

プロのレシピだし難しいのかな……と思いきや、水餃子ってこんな簡単なの? 師傅いわく「家庭料理なんだから難しいわけないだろ?」。ええ、まったくそのとおりですわね。

【材料】
皮(6枚分)
・中力粉50グラム(なければ強力粉と薄力粉を1:1で混ぜる)
・お湯適量


・豚ミンチ 50グラム
・セロリ くき3本分
・ショウガ 1かけ
・青ネギ 適量
・ニンニク 1かけ(お好みで)
・塩 少々
・水 少々
・コショウ 少々
・鶏ガラスープの素(なければ粉末だし)

【作り方】
1.台の上に中力粉をこんもり盛って、真ん中に穴を空けます。富士山や阿蘇山をイメージしてください。

2.真ん中の穴に人肌程度のお湯を入れます

3.粉が決壊しないように内側から粉とお湯をなじませていきます

どんどんなじませてね。お湯が足りなければチョイ足しで

4.タネが手につかなくなるまでこねてください。乾かないようにラップをかけて一旦放置。

5.次に餡の準備。野菜類をみじん切りにして、セロリをレンジで1分ほど加熱、水気を切ります
6.ボウルに肉を入れ水を足しながら、ねっとりするまでお箸でまぜます
7.肉にセロリ、しょうが、ニンニク、ネギ、調味料を加えて混ぜます。これで餡は完成!
8.皮を棒状に形を整え、6等分にします
包丁で切ってもいいけど、こうプチってちぎるとプロっぽいよ!


9.麺棒で丸くのばします。一気にのばすのではなく、皮を回しながら円の外側→中心、中心→外側とのばします

師傅いわく「外→中心のときに力を入れて……

中心→外は力を抜く! 中心が厚めになっていれば良し」

師傅再びいわく「真円でなくとも良し!」

10.餡を入れて包みます。包み方は焼き餃子と同じだよ

師傅いわく「慣れるまで餡は控えめに! 爆発するぞ!」 う~チャイナボカンは勘弁~

包んだ~! 形になってるかな?

11.鍋にお湯をたっぷり沸かして餃子を投入! 餃子が浮き上がってきたら差し水を入れる。これを3回繰り返したら完成です。お好みで醤油や黒酢、ラー油をかけて召し上がれ☆

もちもちっぷるぷるっ! うそ~! めっちゃ肉汁ジューシー! 素人の私が作って肉汁あふれる餃子が作れるなんて感激です。 

中国では餃子はおかずではなく、主食だそうです。脂質も少なく野菜もたっぷり摂れるのでダイエット女子にはいいかも! またお肉の代わりに炒り玉子、セロリの代わりに白菜やホウレンソウ、ニラでも美味しいよ。

師傅いわく「だから言っただろ? 家庭料理なんだからできないわけないんだって」。ホントそうだった! 是非みなさんも試してみてくださいね。

(写真、文=おおさか もぐみ)

▼いっぱい作ってゆでる前の状態で冷凍しました