人間の目、そして脳というものは、正確なようで実はけっこういいかげん。頭では理解しているのに、なぜか違うように見えてくる。それが俗にいう「目の錯覚」。ということで今回は、とっても不思議な目の錯覚、その名も「エイムズの窓をご紹介したいと思います。

どのように錯覚してしまうのかというと……6つの窓がある1つのブロックが、グルグルと回転しています。しかし、あるとき突然なぜか逆回転。と思ったら元の回転に戻ったり、回転が一瞬止まったように見えたり、また逆に回転し始めたり、あ~、どっちに回転しているのか分からない! といったものです。

タネを明かすと、このブロックは実は1枚の紙で、実は台形。長方形に見える6つの窓も、実は最初から台形なのです。ボール紙とペン、あとは糸だけで作れる目の錯覚なので興味のある方は動画『「エイムズの窓」と作り方 The Ames Window Illusion』を参考にして是非とも作ってみてください。

ちなみにこの錯視を発見したのは、アメリカの眼科医アデルバート・エイムズ・ジュニア氏。大きな人が小さく見えたり、その逆に見えたりする不思議な部屋「エイムスの部屋」を発見したのもエイムズ先生です。

(文=長州ちなみ
参照元:YouTube