みなさんは『ベイビーブレイン』という言葉をご存知ですか?

『ベイビーブレイン』とは、「赤ちゃんを産むと、脳が自動的に赤ちゃんを優先順位1位にしてしまうため、他のことを忘れがちになってしまう」現象のことで、欧米でよく言われていることなのだそう。そういえば物忘れがひどくなったな~、なんてママがもしかしたら読者の方の中にもいるかもしれませんね。

でもね、この仮説を覆す、新しい研究結果が最近発表されたのです! 海外サイト『dailymail.co.uk』によると、「子供を産んだ女性はそうでない女性よりも、記憶力、とくに空間を把握し記憶する能力に長けている」ことがわかったのだそう。

カンタンに言うと、「ママになると、一度見た場所やモノの情報は忘れないようになる」ってことですね。これってスゴイことじゃない?

調査結果を導き出した、マイアミにあるカルロス・アルビズ大学の研究者メリッサ・サンティアゴさんが行った実験は、次のようなもの。

知能テストでほぼ同じくらいの成績だった、生後10カ月から24カ月の子供を持つ新米ママ35人と、妊娠経験のない35人の女性を対象に、視覚に関する記憶力テストを実施。テスト内容は、「6つのシンボルを一定時間見て、その後それらをどれだけ覚えているか描きだす」というものでした。

数回に渡って行われたこの実験、はじめのうち正解率は両者とも互角でしたが、回を重ねるごとに新米ママの正解率のほうが圧倒的に高くなっていったのです。

これまでの研究では、女性は妊娠中様々な体の変化を体験し、脳に関してはおよそ5%縮小するという結果も出ていました。しかしその脳の変化は、出産後6カ月が経過すれば改善され、さらに記憶力においてはレベルアップする可能性もあるということが、この実験から新たにわかったのです。ただし今回実験に協力した被験者は、全員ヒスパニック系の女性。より精度の高い結果を導き出すためには、他の人種に関しても調査する必要があるとサンティアゴさんは話しています。

子供を産むと記憶力がアップするというのは、ママになった女性はもちろん、これからママになる可能性のあるすべての女性にとって良い知らせ。これってもしかして、記憶力が赤ちゃんを守るために必要な能力だから、体がそのように変化するってことなのかしら? とにもかくにも、女性の体って、実に神秘的で奥深いですねっ。

(文=田端あんじ)

参考元:dailymail.co.uk(http://goo.gl/0sOIZ