『パーソナルスペース』。それは、「他人がそのスペースに入ってくると不安を感じる距離間」のことで、別名『パーソナルエリア』とも呼ばれています。

海外サイト『dailymail.co.uk』によると、海外電車通勤者の一部は、電車を利用する際この『パーソナルスペース』を最も重要視しているようなのです。エール大学が最近行った調査によると、これを死守するためなら、彼らは他人が嫌がることも平気でするようで……。

「私の『パーソナルスペース』に赤の他人がぐいぐい侵入してきた!」こんな状況、満員電車が日常な私たち日本人からすると、よくあることですよね。しかし海外の電車通勤者たちにとって、これはバトル開始の合図!

彼らがそういった人たちに対してまず行うのは、「イヤそうな顔で凝視する」です。ひ、ひどい。「1個だけ席が空いてたっ! これで座れるっ」といそいそ席めがけて歩いていった途端、両隣の人に変な目で見られるなんて……渡る世間は鬼ばかりじゃあないですかっ。

一方で、このような直接対決を好まない人種もいます。そういう人たちはこの場合どうするかというと、「空いた隣の席に荷物を置き、ヘッドフォンをして、携帯をチェックして気付かないフリをするか眠ったふりをする」のだそう。そういえばこういう人、たまに日本でも見かけますね。でもコレ、やられたほうは相当不愉快っ。

調査を行ったエール大学のエステル・キム博士曰く、「私たちは日々、いかに他人を避けるか、ということに頭を悩ませ、その対処に従事しています。そして時に、それをおおっぴらに態度で示してしまうのです」とのこと。うっ。そう言われると、たしかに、身に覚えがない、とは言い切れないかもしれないな……。

とにかく『パーソナルスペース』は確保したい、と強く思っている一部の海外電車通勤者たち。「彼らが『パーソナルスペース』のためにこういった社会性の欠けた振る舞いをするのは、長時間狭小スペースを他人と共有しなければならない、という強いストレスによるもの。でも電車に乗ることも、立派な社会活動のひとつです。一歩外に出れば誰もが他人であり、それは当たり前のことなのだと、皆心に留めておかなければなりません」、とキム博士はコメントしています。

さて、みなさんはこういうこと、身に覚えがあるでしょうか? あるというあなたは、キム博士の最後の言葉を頭に入れておくのがベストかも。ただ、距離間認識って本当に人それぞれだから、電車のような公共スペースでそれを譲歩し合うのはけっこう難儀。これは電車通勤をしているかぎり、一生つきまとう問題なのかもしれませんね。

(文=田端あんじ)

参考元:dailymail.co.uk(http://goo.gl/G3d4h