3月11日に起きた東日本大震災。そしてその後に起きてしまった、福島原発事故。今回みなさまにご紹介するのは、起きてはいけなかった原発事故への反省を込めた、ある壮大な芸術作品です。

海外サイト『designboom.com』で発見したその作品とは、なんとウランでできたシャンデリア! オーストラリアにベースを置くふたりのアーティスト、ken and julia yonetaniが手掛けたものです。

9月22日まで、オーストラリア・シドニーのギャラリー『4A centre for contemporary asian art 』で展示されるというこちらの作品。ひとつひとつのパーツを、何百ものビンテージ・ウラン・ビーズで作ったという全29個にもなるシャンデリアはすべて、「原子力エネルギーに頼っている国」を表しているのだとか。

シャンデリアの大きさがそれぞれ異なるのは、「その国がどれほど原子力に頼っているか」その度合いを大きさで表現しているから。ちなみに最も大きいのがアメリカ、次いでフランス、日本、ロシアと続きます。

「シャンデリアは贅沢を感じさせるアイテムであると同時に、電気浪費の象徴でもあると我々は考えます。ウラン・シャンデリアは、使用することで同時に放射線の存在も感じることができる。この作品でその恐ろしさを体感してほしい」、と作者。

暗闇に浮かぶ、美しく荘厳なウラン・シャンデリア。しかしそのまばゆさとは裏腹に、そこに使用されているウランが、人体そして環境におよぼす影響は計り知れない。ある意味「挑発的」ですらある彼らの作品は、今回の展示後も10月3日から11月4日まで、オーストラリア・シドニーの『Artereal Gallery』で観ることができます。気になったあなたは、ぜひチェックを。

(文=田端あんじ)

参考元:designboom.com( http://goo.gl/vPC8V

▼フィンランドをイメージしたシャンデリア

▼こちらは日本

▼一番大きいこちらがアメリカ