日本にすごいフラメンコ・ギタリスト兄弟がいる。しかも二人ともイケメン! そんな話を聞きつけて、記者が会いにいってきましたよ。その兄弟とは、徳永健太郎さんと徳永康次郎さん。

お会いして思ったのは、「イケメンもさることながら、ギターテクが本当にすごい!」と言うこと。お二人がぽろろんとギターを鳴らした瞬間、鳥肌がぶわっと立ってしまったのです。音楽にさほど詳しくない記者にも「ギターってこんなに繊細な音だったの!?」とわかってしまう二人の実力を、皆さんにお伝えしたい! そんな思いで、記者は徳永兄弟にお願いしてみました。「みんながよく知ってる曲を、フラメンコ風にして弾いてもらえませんか?」って。それで弾いていただいたのが「ハッピーバースデー」の曲です。

こんなムチャなお願いしたのは、次にお会いする1週間前。それから曲を決めて二人で編曲したというのに、ものすごい完成度なのです。「ハッピーバースデー」なんだけれど、圧倒的に芸術的! フラメンコ・ギターのテクニックを贅沢に使用していながら、ポップでカッコ良く、幸せ感いっぱい! 

あまりにも曲がカッコ良くすんなりと頭に入ってくるので、最後まで聞いたら、「もともとハッピーバースデーってこういう曲だったんじゃないの?」と思ってしまうこと、請け合いです。記者はしばらくの間、普通のリズムでハッピーバースデーを歌うことは、カッコ悪くてできないと思います! 二人の「ハッピーバースデー」は中毒レベルのカッコ良さなんです。

実は徳永健太郎さん、徳永康次郎さんは、日本で、いや世界で将来が期待されているフラメンコ・ギタリスト。二人とも15歳でスペインに渡り、名門クリスティーナ・へレン・フラメンコ音楽学院に入学。2009年、2010年には、日本人のフラメンコ関係者にとって登竜門と言われる「日本フラメンコ協会新人公演」で、圧倒的な実力をもって兄弟連続で奨励賞をとるという快挙も成し遂げているのです。9月22日には、二人の初の東京でのライブもあるそうです。


そんな二人を捕まえて、「来週、何か弾いてください」って言っちゃった! 超贅沢。「いいですよー」と気さくに答えてくれた、お二人に大感謝です。

というわけで、徳永健太郎さん、徳永康次郎さんのハッピーバースデー、ご堪能ください! 

(取材、写真=FelixSayaka、動画撮影=株式会社スタジオ・オズ
取材協力:徳永健太郎&徳永康次郎(徳永武昭フラメンコギター教室