世の中さまざまなアートがありますが、素材をいかしつつこれだけ巧みに作られたアート作品は珍しいのではないでしょうか。それは、海外サイト『Mighty Optical Illusions』で紹介されている、アーティスト・Ray Masseyのフィンガーペイント作品です。

「フィンガーペインティング」というと、絵の具を指や手につけて絵を描くことをいうそうで、子どもたちの幼児教育、情操教育に取り入れられているそうですが、「フィンガーペイント」は、指や手そのものにペイントすること。カラダに絵を描く「ボディペイント」がありますが、その指バージョンといったところでしょうか。このフィンガーペイント作品がなかなかすごいのです! 

例えば、両手の指を立てて、指先を1本1本のペンに甲の部分をペン立てに見立てた作品。近くて見ると確かに指なんですが、遠くから見たら本物のペン立てのよう。腕から指先までを使ったバナナは、少し熟れた皮の質感まで見事に表現。さらに、手の平を胴体、指先を足に見立てたサッカー選手は、ドリブルをする躍動感までをも感じられます。

真っ白なキャンバスに絵を描くというのも難しいですが、立体的で独特の質感がある指にペイントするのはもっと難しいはず。どうやって、また、何時間かけてペイントしたのか気になります。とにかく見れば見るほど圧倒されるすばらしい作品ばかりです。興味がある方は1つ1つじっくりと見て、そのすごさを味わってみてください。

(文=シナモン)

参照元:Mighty Optical Illusions(http://goo.gl/f60rC

▼色合いや質感が絶妙な「バナナ」

▼ペンの種類が指の長さや太さで巧みに表現されています

▼指の形を巧みにいかした万年筆、すごいっ! 

▼指の形をいかした色鮮やかな作品 目を引きます