先週からスタートした昼ドラ『赤い糸の女』。

続きが気になる展開で、一度観始めるとハマってしまうという人が続出中! 現在放送中の女子大生編では、横浜市内の女子大の寮で暮らす主人公・志村唯美を中心に、ルームメイトの麻衣子・芹亜、麻衣子の婚約者である徳須の四角関係を赤い糸になぞらえて描いています。

中毒性のあるこのドラマ、脚本を書いているのはあの中島丈博御大。そう、『真珠夫人』『牡丹と薔薇』といったヒット作を世に送り出している言わずと知れた昼ドラ界の大御所です。この『赤い糸の女』もほかの作品に漏れず中島ワールド炸裂で、観る者を迷宮の世界へと誘います!

まだ観たことがないという人のために、今回は作品を楽しむための「中島丈博ワールド3カ条」をご紹介します!

その1:現代設定なのに妙に時代錯誤なシチュエーション
ドラマに出てくるのは赤い糸、女子寮、資産家の娘などどこかレトロな世界観。主人公たちが住む女子寮は明治時代の洋館のような作りだし、主人公の彼氏のひとり暮らしの部屋はアパートというより下宿という表現がピッタリ(部屋にロープを張って洗濯物かけてるとか、万年床っぽい布団とか)。ほかにもバイクに乗ってる女子を「暴走族」、風俗で働いていることを「売春」と言い表すなどおよそ現代とは思えないシチュエーションが満載です。

その2:愛憎うずまく女の世界
女性の執念、嫉妬、情欲を描かせたら右に出る人はいないであろう中島御大。そうした愛憎を料理で表現するのはある種、中島ワールドのお約束ともなっています。『真珠夫人』のたわしコロッケ、『牡丹と薔薇』の財布ステーキなどの珍料理の数々はお茶の間を恐怖と失笑で凍りつかせ、今でも伝説として語り継がれているほど。さて『赤い糸の女』ではいったいどのような料理が振舞われるのか……今から期待が高まります。

その3:頭に残る強烈なセリフ
普通は思いつかないような名(迷?)セリフが飛び出してくるのも中島脚本の大きな魅力。今回のドラマでも

「ブタ志村だわ……彼女はブタ志村よ!」
「今はトイレの100ワットだから♪ キャハッ(※無駄に明るいという意味らしい)」
「私、嫌だわ。自分の尾てい骨のようなものと向き合うことになるかもしれないと思うと」
「私はビオラ……鳴らして、鳴らして!!」

など常人には考えつきそうもないセリフのオンパレード。現在、ツイッターでその日の名セリフを募集していますので参加してみるのも楽しそう(詳しくは番組HPで)。

『赤い糸の女』はフジテレビ系列で月曜~金曜午後1時半より好評放送中! 皆さんも一緒に愛憎ドロドロの中島ワールドに足を踏み入れてみませんか?

(文=鷺ノ宮やよい)

参考元:番組HP(http://goo.gl/uYBM6