海外へ出てみると、文化や価値観の違いに戸惑うことが多々ありますよね。今回は、フィリピンで出合った不気味なハロウィン・デコレーションをご紹介します。

今にもテレビから飛び出してきそうなほどリアルな貞子に、血まみれの手、ガイコツを抱えた悪魔、等身大のガイコツ顔魔女など……ちょ、ちょっとこれはリアルすぎじゃないの!!

しかもここ、お化け屋敷ではないのです。なんとなんと、記者の自宅マンションのロビーであります!

先日、仕事を終えて帰宅した記者は、ロビーの変貌ぶりに「ひぃぃっ!」と度肝を抜かれそうになったのでした。


マンション管理人によると、今年のハロウィン装飾のテーマは「リング」だそうです。ちなみに貞子はなんと、不要になったシャツやシーツ、プラスチックやポリ袋などの廃材でできているということで、材料費ゼロ。ゴミとは思えない、素晴らしいできばえだと思いませんか?

マンション住人に感想を聞いてみたところ、「まるでお化け屋敷みたい。あまりの恐ろしさに泣いている子どもを見かけたわ。大人でも怖い」「ちょっとやりすぎでしょう。今まで住んだマンションのなかでも、ここの装飾は群を抜いているわ」「超リアル! 貞子を飾るなんて、日本人住人を意識しているのかも」。なかには「遊園地みたいで楽しいわあ」という意見もあったものの、みなさんかなり怖がっている様子。

さて、ほかのマンションの装飾はどうなっているのかな? 気になったので近所を散策してみると、マンション10軒中5軒はハロウィンの飾り付けがありました。キモいものもあればメルヘンなものもあり、なかなか可愛かったので後日レポートしたいと思います。

(取材、文、写真=フィリピン在住記者カレン)

▼血まみれの手を表現

▼エレベーター横に魔女現る、顔はガイコツ

▼ガイコツが骸骨を抱えてます

▼廃材を利用して作った魔女。般若のような表情がコワい

▼ガイコツを抱えたデビル

▼髪のボサボサ具合が絶妙なガイコツ

▼クモの巣に包まれたスケルトン。巣は綿でできています