皆さんは人と比べて「罪や恥の意識を持ちやすい」と感じたことはあるでしょうか? もしそうだとしても心配ご無用。そういう人は良い仲間として、良い従業員として、また生涯のパートナーとして優れた潜在能力があるという研究結果が発表されたのです。

元になったのは米カーネギーメロン大学が行ったリサーチで、被験者にあるシナリオを示したうえで「自分ならどうするか」を考えてもらい、彼らの「罪と恥の意識を示す基準」を判定するという内容です。

その結果、基準値が高かった人は信頼性や同情心が強い傾向があり、またそういう人は思いやりがあって他人の視点に立つことが得意なため、自分の言動の結果をあらかじめ予想することができるのだとか。

ここで言う「罪の意識を感じやすい傾向」というのは、「あんなこと言わなければ良かった……」などの誰もがあてはまる「悪いことをした後にそれを恥じる傾向」ではなく、「何かモラル的に良くないことをする可能性を予見し、それにともなうネガティブな感情を想像することができる」ということ。

さらに様々なシチュエーション調査を進めるうちに分かったのが、罪の意識を感じやすい人々は、仕事の上で嘘をついたり騙したりなどの非倫理的(利益優先的)な判断を避ける傾向があるのだそう。雇用者として見た場合、職場の輪を壊さないように心がけるので、「上司の許可無く残業をしたり、取引先や同僚に対して無礼なふるまいをしたり」ということも少ないのだとか。

今後さらなる研究で「事前に各雇用者の倫理を測る基準値として活用できるのではないか」と考えられているそうですが、なかなかそう上手くは行かないのが人間というものでは? とも思います。

ちなみに全体の約30~40%の大人たちは「罪の意識を感じやすい傾向」が低いと判断されたそう。意外に多いですね。

(文=黒澤くの / 写真=Pouch)
参照元:dailymail.co.uk(http://goo.gl/S5uGj