20代の頃はぜんっぜん気にしていなかったのに、記者は最近気になることがあります。それは、顔のお肌。シワや皮膚のたるみのせいか、ほおの位置を筆頭に、全体的になんとなく下がってきている気がする……。まだ美容外科に駆け込むような緊急度ではない(と思う)けれど……、やっぱりなんとかしたい!

そう思っていたら、良いことを教えてもらいました。触れるか触れないかの「エアなで」で、リンパの流れを良くしてリフトアップしちゃう方法です。さっそく詳しく紹介しましょう。

教えてくれたのは、以前に肩こりの解消法も教えてくれた吉祥寺meguruの田中純子さん。今回のリフトアップは、以前に紹介した、肩こりを解消する「なでてゆらすリンパケア」をやった後に行なうと、非常に効果的とのこと。

やり方は以下の通り。なでる強さはすべて、顔の産毛をなでるくらいの感覚=ほぼ「エアなで」でOK。皮膚を引っ張って顔が変わるほど強くしてはいけません。脳は微弱な刺激の方が敏感にとらえようとするので、弱ければ弱いほどいいのだとか。また、一生懸命やろうとするとつい息を止めてしまいますが、きちんと呼吸しながら行なうことが必要とのこと。皆さん、息を吐いて吐いて!!

1. 左の頬をまずこめかみからあごへ4回なで下ろす。次に鼻のわきから耳の下へ向かって4回なでる。その次に口角(口のわき)から耳の下へ向かって4回なでる。その後、あご先から耳の下へ向かって4回なでる。

2. 左耳の後ろから鎖骨の真ん中へかけて8回なで下ろす。やはり優しく「エアなで」で。

3. 左のこめかみのちょっと上(こめかみから指を上にはわせて、噛み締めたときに一番動くところ)を左手の人差し指と中指でちょっと押さえ、少し上に持ち上げておいて、左手の親指をあごの角(エラの部分)に置いて支える。

4.その後、目尻のシワをなくすつもりで、左手の中指と親指の間を右手で4回優しくなでる。次に、目の下のたるみをなくすつもりで、鼻のわきから耳の下へ向かって4回なでる。その次にほうれい線をなくすつもりで口角(口のわき)から耳の下へ向かって4回なでる。その後、あごをシャープにすっきりさせるつもりで、あご先から耳の下へ向かって4回なでる。

左手の人差し指&中指と親指がずれてくると意味がないので、ずれてきそうであれば、その都度押さえ直してください。

5.最後に左耳の後ろから鎖骨の真ん中へかけて8回なで下ろす。やはり優しく「エアなで」で。

これだけ。反対側も同じようにやってください。何セットやってもOKで、やればやるほど効果があるとのこと。本当に優しく優しくなでることが必要だし、肩こりがひどい人はこの体制が意外と辛いので、化粧用の刷毛(毛先が平らなもの)を使ってなでてもいいそう。

たったこれだけなのに、驚くことに頬の高さが変わってしまいます。といっても写真で撮って全く知らない人が実感してくださるほどの変化はないかもしれませんが、自分の顔の変化はきっとわかるはず。

それほど時間もかからないし、何より無料でどこででもできるので、リフトアップをしたいと思ったら、まずはやってみてください。続けることで、美容外科に駆け込みたくなる日を遠ざけることができるかもね。記者はこれからこまめにやりまーす!!

取材協力=田中純子(吉祥寺meguru
(取材、写真、文=FelixSayaka