仲間でたこやきパーティ♪ その場で焼いて食べるたこ焼きはとっても楽しいですよね。でも、たまーにしか焼かないたこ焼きは、結構失敗しがち。上手にひっくり返せず、すぐグチャグチャになるんですよねぇ……。

と、また失敗してしまったので、たこ焼きを引き揚げようとしたところ、大阪女子が「ちょっと待ちぃーーー!!」と待ったをかけてきました。「たこ焼きは失敗しても取り戻せるから、ちょっと見てて」と、言うのです。 

その復活の方法とは――

とりあえず放置。とにかく放置。

と、待つこと数分。待ってたこ焼きの周りが固まってくると、クルクルとたこ焼き器の中で回転させました。すると、さっきまでグチャグチャだったたこ焼きが見事に丸くなっているではありませんか。

「自分らひっくり返すのが早すぎるねん。たこ焼きは焦ったらあかん。焦げるって思うかもしれへんけど、たこ焼きの液はシャバシャバやから大丈夫。そうそう黒コゲになんかならへん」

逆に中まで火が通りすぎて半球状態になったたこ焼きは90度回転させ、また少し液を足せばよいそうです。

「こういう復活方法は邪道って言う人もおるけど、終わりよければすべて良しって言うやん」、「たこ焼きは忍耐が大事。それから失敗しても取り戻せる。諦めたらあかんで! 人生と同じや!」

とのこと。

それにしても、たこ焼きを人生にたとえるとは、さすが粉もんの国・大阪の人。深いようなそうでもないような、なんだかよくわからないような気もしますが、その方法で復活したたこ焼きは、他のものと変わらず外はカリカリ、中はトロトロで美味しかったです♪

もし失敗してグチャグチャになってしまったら、騙されたと思ってやってみてもいいかもしれませんよ。

(文=おおさか もぐみ / 写真=Pouch)