nanten
みなさーん、毎日寒いですね。とはいえ温かい室内は外以上に乾燥するしで、とにかく風邪をひきやすい環境であります。喉が痛~い! なんて風邪の軽い初期症状が出たら、のど飴などで喉を潤して阻止したいところであります。

さて、のど飴といえば有名なのが「南天のど飴」。じつは、この「南天」、喉に良いだけじゃないって知ってましたか?

「南天」は、読み方が「ナンテン=難転」に通じることから、昔から「ナンをテンじて福となす」というコトワザとして親しまれ、様々な災いから難を逃れることができるという縁起物でもあるのです。

【魔除けとして】
戦国時代には、武士は鎧を入れる“鎧びつ”に南天の葉を収め、出陣の際には床に南天の枝をさして勝利を祈ったそうです。また火事の多かった江戸時代には、「南天を庭に植えれば火災を避けられる」とされ「火災除け」として庭や玄関前などに植えられたそうです。

【悪夢をみなくなる!?】
悪い夢をみる方は必見。「床に南天を活けると悪夢が消え、枕の下に南天の葉を敷くと悪い夢をみない」という言い伝えがあるのです。中国でも似たようない言い伝えがあるというから、信ぴょう性が高いかも! 南天柄の枕カバーでも効果があるかもしれないですよ。

【ご飯の腐敗防止に】
ちなみに、南天は縁起担ぎだけではありません。おめでたい日に食べる赤飯、ここに添えるのが南天の葉であります。これには厄除けとしてだけではなく、南天の葉に含まれる「ナンジニン」という成分と、赤飯の熱と水分に反応することでごく微量の「チアン水素」が発生。赤飯の腐敗を抑えてくれるのでした。そんな効果があるとはビックリですねえ。

【抗菌作用あり!】
また、手洗い場所がなかった昔はトイレに入ったあと、南天の葉で手を清めたそうです。これは、南天の茎や枝に「ベルベリン」(アルカロイドの一種)という抗菌作用のある物質が含まれていて、理にかなっていたのだそうな。

【意外にステキな花言葉】
ほかにも、注目したいのが「はなことば」。西洋では「私の愛は増すばかり」というロマンチックな花言葉があるのです。これはぜひ好きな人に贈りたいですね。

さらには「良い家庭」「福をなす」「機知に富む」などの意味を持ち、愛する人への贈り物の定番となっているのだそうな。

こんなにいろんな意味や効能がある「南天」。すごいですよねえ!ちなみに「南天のど飴」は、医薬品のど飴として1968年の発売以来40年以上愛されているロングセラー。

縁起も良くてのどにも良い「南天」。パウチも出たので持ち運びも簡単。自分にも好きな人にもぜひ活用して、冬を難なく過ごしたいものです。

(文=ricaco/ 写真提供)