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2013年1月23日から6日間の日程で、チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」が始まりました。会場の東京・新宿伊勢丹6F催物場には、平日にも関わらず多くのチョコ好きの女性たちが詰めかけています。

今回は12カ国から、73ブランドが参加しているとのことです。どれを購入しようか迷ってしまいますが、そんな方は会場でしか味わうことのできないスイーツをおすすめします。そのためだけに足を運んでも良いくらいですよ!

今回のテーマは「ルネサンス(知の再生)」。参加しているショコラティエたちは、ショコラの原点に立ち返り、原点回帰と再生をコンセプトに素晴らしいショコラの世界を表現しているそうです。

どれも素晴らしすぎて、何を購入して良いのか迷ってしまいます。だって、全部おいしそうなんですものッ! 記者(私)は購入を後回しにして、イートインスペースで限定スイーツを食べることにしました。

イートインスペースでは、有名ブランドの「ジャン=ポール・エヴァン」(JPH)、「クリスティーヌ・フェルベール」、「ポワラーヌ」のトリプルコラボの限定メニューが提供されています。こちらでも数に限りのあるものばかりでまたまた迷ってしまうことに……。限定20セットとか、限定50セットとか表示されていると、焦ってしまいますよね。

だから直感で「Menu Amitie(ムニュ アミティエ)」を選びました。この一品は「友情の一皿」という意味を持ちます。異なる三社のブランドが手を取り合った証でしょう。ポワラーヌのブリオッシュを使ったパンペルディ風(フレンチトースト風)、フェルベールの赤い果実を使ったコンフィ(砂糖漬け)、そしてJPHのチョコレートのアイスクリームが一皿にのったぜい沢なメニューです。

各社の持ち味を最大限に生かしながら、それぞれがそれぞれを引き立てあっているのは、見事の一言に尽きます。なかでも、JPHのチョコアイスは甘さのなかに深いコクと苦みがあり、一口含むたびに口内の隅々にまで、カカオの風味が広がっていきます。ショコラティエが時間と技術をかけて、丹念に仕上げている様子がうかがえました。

ぜひとも会場だけの限定スイーツをゲットしてくださいね。

(文、写真=チャーミー)

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