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もし皆さんが妊娠して、無事臨月を迎えたとして。自宅にひとりでいるときに陣痛が起きてしまったら? そして病院に行くためにタクシーを呼ぼうにも、妊婦だということで乗車拒否されてしまったら?

考えただけで心細くなってしまいますが、実際、このようなケースが起こることは十分にありえます。残念ながらタクシー会社のなかには、途中で異常事態が起きたら困る、破水して車内を汚されると困る、などの理由から妊婦の乗車を拒否するところも。

一刻も早く病院に着きたい妊婦さんにとっては、非常につらい事態ですよね。

今回ご紹介するのは、そんな妊婦さんの不安を解消してくれる「マタニティ・マイタクシー」というサービス。タクシー会社の国際自動車株式会社が実施しているもので、具体的には次のとおりです。

1、破水に備え全車(東京都内約3000台)に防水シートを用意
2、陣痛時、専用ダイヤルで24時間365日対応
3、出産予定の病院を登録しとけば道案内不要
4、陣痛時に利用の際、料金後払いサービスあり
5、普通救命講習を受けたドライバーが迎えにきてくれる

このサービスを利用するには事前に登録する必要がありますが、手続きはネットでもできて簡単。名前や生年月日、出産予定日、自宅や病院の住所などを記入し申し込むと、後日、「マタニティ・マイタクシー」カードが送られてきます。陣痛の際は、カードに記載されている陣痛時専用ダイヤルに電話すればOK。

入会金、年会費、登録料は無料。迎車料金400円がかかりますが、それ以外は通常のタクシー料金で利用できます。

たしかにタクシー会社にとっては妊婦を乗せるのは、リスクを負うことかもしれません。だからこそ、すべての利用者の安心・安全に配慮したこのサービス、ホスピタリティは素晴らしいと感じます。

現在、国際自動車の他にも同様のサービスを提供しているタクシー会社も。心配な方は複数登録しておいてもよいかもしれません。そして、もし周りに妊娠中の方がいれば、どうぞこのサービスを教えてあげてください。きっと、不安材料を解消する一助になるはずです。

(文=鷺ノ宮やよい)

参照:マタニティ・マイタクシー