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みなさんは、『人工内耳』というものの存在をご存知でしょうか。

『人工内耳』とは、聴覚に障害がある方の内耳の蝸牛に電極を接触させ、聴覚を補助する器具のこと。聴覚を取り戻したい人には大変有効な手段であり、リハビリがうまくいけば普通に電話をすることだって可能になるのだとか。

本日ご紹介するのは、その『人工内耳』を取り付けたことによって、生まれて初めて家族の声を聞くことができた女性をとらえた、大変感動的な動画『Amy hears sound for the first time @ 26 years old』です。映像は、動画サイトYouTubeで観ることができます。

動画の主役エイミーさんは、26歳にして、6歳の男の子のママ。しかし彼女は生まれた時から聴覚に障害があり、これまでに一度も両親、そして愛する我が子の声を聞いたことがありませんでした。

そんなエイミーさんは、とうとう『人工内耳』を自らの体に埋め込むことを決意、手術に挑みます。術後、初めて音に触れた彼女の目には、うっすらと光るものが。机を叩く音、病院関係者の声、そして夢にまでみた家族の声を耳にしたとき、エイミーさんの感動は頂点に達するのです。

映像を公開した、エイミーさんの叔母キャサリン・アーノルドさん。彼女曰く、エイミーさんは順調にリハビリを行っている、とのこと。現在は言葉をよりよく聞き取れるようになった上、なんと音楽を楽しめるほどにまでなったのだそう。しかもそれに伴い、自身の発音も上達したのだとか。エイミーさん、スゴイっ!

聞こえる者には決してわからないであろう、「聞こえない」世界。当人の価値観にもよるでしょうが、エイミーさんと彼女の家族を観る限り、『人工内耳』は聴覚障害がある方にとって強い味方になってくれることは、紛れもない事実のようです。

(文=田端あんじ)

参考元:YouTube

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