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先月13日から14日にかけて発生した、4回ものXクラス太陽フレア。

この異常事態にNASA、そして情報通信研究機構(NICT)らが、「衛星通信やGPSに影響を与える可能性がある」と注意を呼び掛けていたことをご存知ですか?

海外サイト『io9』によると、NASAの発表では、Xクラスの太陽フレアが発生したのはこれが今年初とのこと。

ちなみに太陽フレアとは太陽で発生している爆発運動であり、その強さを低い方からA・B・C・M・Xと表わします。つまりXクラスは、最大級規模のフレアだということ。それが2日間の間に4回も起きただなんて、なんだかよくわからないけれど恐怖を感じるし、正直不安ですよね。今太陽で、一体何が起きているのでしょう。

そもそも太陽の活動周期は、平均で11年。この間に極大と極小を繰り返しているのですが、この極大期が予測されていたのが、今年2013年の秋から冬頃でした。そのため今回のような「Xクラス太陽フレアの連続発生」も、至って正常とのこと。

しかしこのたびの太陽フレア観測を行っていたNASA曰く、危うく水星そしてNASAの探査機『Epoxi』とスピッツァー宇宙望遠鏡に、『コロナ質量放出』つまり「太陽から惑星間空間内へ突発的にプラズマの塊が放出される」、という事態が起きていたかもしれなかったというのです。

太陽活動に伴って起きるこの『コロナ質量放出』は、人体にかなり大きな影響を与えるのだそう。幸い今回はその危機を免れたものの、これが地球に向けられたことを想像すると、背筋が凍りますよね。

今回のような強い太陽フレアは、強力な磁気嵐を発生させ、ときに人工衛星や地上の電子機器に深刻な影響を与えることがあります。

事実、1859年に大規模太陽フレアが地球に降り注いだ際には、「カリブ海沿岸など世界中でオーロラが観測された」「ロッキー山脈ではその明るさから夜を朝と勘違いする人が多数いた」「アメリカ北東部ではオーロラの明りで新聞を読むことができた」などの事象が起きたほか、「ヨーロッパ及び北アメリカ全土の電報システムが停止する」、といった大きな被害も出ています。

予測されている太陽活動の極大期は、今年の秋冬。ということは、今後このような、いいえそれどころか、これ以上の太陽フレアが起きる可能性だってあるかもしれません。NASAは今後も太陽活動を注意深く見守っていくと発表。その動向に注目ですね。

(文=田端あんじ)

参考元:io9

▼NASAが観測した今回の太陽フレアの様子

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