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気になりつつも恐ろしくて行けなかった場所、ホストクラブ。会計時にとんでもない金額を請求されたり、ホストにはまって地獄をみたり……そんなのイヤ!

そんなことになったら泣くに泣けないから、これまで足を踏み入れたことはなかったの。なんとなく、恐怖心が勝ってしまい……きっと、そういう女性は多いはず。行きたいけれど、行けなくて、もじもじ。

しかぁ~し!!!!! このままじゃあ、ホストクラブに行ってみたいという願望はつのるばかり。そこで、意を決して東京・歌舞伎町の某ホストクラブへ足を運んでまいりました。今回、分かった5つのことを、どど~んとご紹介しちゃいますわのよ!

■「初回」はオトクなことが判明

記者が訪れたのは、メディアに何度も取り上げられている老舗のホストクラブ。選んだ理由は、「老舗だし安心だろう」という単純なもの。お店の前にいたスタッフの方に料金を聞くと、「『初回』の女性は1時間1000円で飲み放題」だとか。ほんとかな……と不安になりつつも、え~いままよと店内へ。

結果からいうと、お会計は本当に1000円でした。店内に入ってテーブルにつき、ホストの方と談笑。1時間が経過したころ、お店の方が「そろそろお時間ですので」と知らせにきてくれたの。だから、予想外のお金を要求されることなく、「1時間1000円」でホストクラブを体験できたわよ。ただし、飲み放題なのは、焼酎の水割り or 緑茶割りのみでした。

「初回荒らし」なんて言葉が存在するぐらい、ホストクラブの「初回」はリーズナブルでオトク。だって、ホストの方と楽しくおしゃべりして、飲み放題で1時間1000円なんだよぉ~!!!!!

記者のテーブルについてくれたホストの方によると、「2回目からは指名料、ドリンク代などがかかるので、安くはない金額になります」とのこと。ちなみに「初回荒らし」というのは、「初回」の料金を目当てに、いろいろなホストクラブを転々とする女性のことなんだって。

■店内は煌びやかな異次元ワンダーランド!!!!!

ホストクラブに行ったことのない記者にとって、今回訪れたホストクラブの店内はかなり刺激的でした。これでもかっ!!!!! というぐらいのイルミネーションがキラキラして、シャンデリアなどの調度品も豪華絢爛。まさに、異次元ワンダーランドといった雰囲気。

おトイレもすごかったわよ。こんなにキラキラ、煌びやかなおトイレ、見たことないっていうぐらい。しかもね、おトイレから出ると、ホストの方がおしぼりを持って立っていてくれたの。「どうぞ」なんて、おしぼりを渡されて、どぎまぎしちゃったわよ。空間もすごいけれど、ホストの方のホスピタリティー精神もすごいわねぇ。

■「姫」と呼ばれていい気分♪

記者が「ホスト」に対して持っていたのは、チャラチャラしていて軽薄そうで、茶髪かつ盛り髪……というイメージ。実は、記者はそういう「ホスト」っぽい男性が苦手であり、ホストクラブに行っても楽しめないんだろうな~、と思っていました。

ところが、記者のテーブルについてくれたホストの方は、そこまでチャラチャラしておらず、非常に気さく&優しく、物腰柔らかで話しやすかったのです。「なんとか盛り上げよう」という気概が感じられ、話も弾んだの。向こうは客商売、リップサービスと分かっていても「姫」などと呼ばれるとうれしくなっちゃう♪

ちなみに、記者のテーブルについてくれたホストの方によると、記者のいう「ホスト」のイメージは昔のもので、最近は茶髪&盛り髪は少なくなったとのこと。へえ~、流行ってどの業界にもあるものなのね。

■ホストは便器を見ただけで吐けるらしい

記者のテーブルについてくれたホストの方によると、「ホストは便器を見ただけで吐ける」とのこと。「初回」は飲み放題だから関係ないんだけれど、リピーター客の場合はお酒のボトルを何本もあけてもらった方が売り上げが上がるから、頑張って飲むんだって。

その結果、「お酒を飲む」→「トイレで吐く」→「お酒を飲む」→「トイレで吐く」という繰り返しをすることになるそう。そうしているうちに、「便器=吐くところ」という図式ができあがってしまい、トイレを見ただけで吐き気をもよおすようになるみたいなの。「吐くとまた飲めるんですよね」とのことだけど、いくらお仕事とはいえ、すごいわねぇ~。

そうそう、ホストのお仕事をされている方は、決まったお休みってないんだって。休日は自己申告制らしいの。大変ねえ。くれぐれも、ホストのみなさんには、体を壊さないように頑張っていただきたい、なんて、ホストクラブ・ビギナーの感想だけど。

■常連客は「アイドルに会いに行く」感覚で通うらしい

記者のテーブルについてくれたホストの方によると、常連客は「アイドルに会いに行く」ような感覚でホストクラブに通うそう。いうなれば「AKB48」みたいな、「会いに行けるアイドル」ってことかしらん? 

でもいくらアイドルとはいえ、自分の担当しているお客がほかのホストを指名したら心中穏やかではないハズ。そういう場合はケンカになるのか、と聞くと「いや、それは仕方ないっす。一番は、お客さんに楽しんでもらうことなんで。あ、ホントはちょっとイヤですけどね(笑)」とのこと。へええ~、そうなんだ~。

ちゃんと話を聞いてくれて、優しく接してくれて、ほどよく癒してくれて……ホストクラブにはまっちゃう女性の気持ちが分かった夜でした。ただ、指名したり、高価なプレゼントを贈ったりするほどお気に入りのホストを見つけるには、あと2~3回は通う必要ありかも……おっと、危ない、危ない。また、行く気になっちゃってるわのよ。

(写真、文=夢野うさぎ)
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