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忙しい日常。仕事などで時間がなく、ファストフードで昼を済ませて、夜は夜で疲れてコンビニ弁当……なんて人も少なくないかもしれません。そんな現代人の強い味方がサプリメント。

ビタミン、カルシウム、βカロチン、などなど様々な栄養が手軽に取れるサプリメントは今やコンビニでも買えるほど一般的。でも「実はその効能はあまりない、いや逆に体に悪い」という記事を発見してビックリ。いや、ちょっと待って、本当なの!?

ご紹介する記事は英サイトDaily Mailに掲載されていた記事。ビタミン等が体に良いのは様々な研究で立証されています。ところが、サプリメントに同様の効果があるかどうか、実は医学的にあまり証拠がないのだとか。

米シアトルのハッチンソン癌研究センターのアラン・クリスタル医師によれば、「よほどの栄養失調状態でなければ、ビタミンなどのサプリメントの効果はほとんどない」と言います。

それどころか、サプリメントの過剰摂取は健康に害をきたすとも。例えば、大切なオメガ3脂肪酸を多く含む魚油カプセル。同医師の研究では、日常的にこれを沢山飲んでいる人は、70%以上も前立腺癌にかかるリスクが増えることが判明したと言います。

また、最も一般的なサプリである「マルチビタミン」についても、興味深いリサーチが紹介されています。

2010年にフランスの医療機関が8000人を対象に行った調査では、半数にマルチビタミンを、半数には何の有効成分もない偽薬(プラシーボ薬)を処方。6年におよぶデータの結果、心臓疾患や癌にかかる確率にはほとんど差がなかったそうです。

その他、ビタミンCやE、カルシウムやセレニウム(肉や魚に含まれる栄養素)などのサプリについても、様々なリサーチ結果を引用。その効果に疑問を投げかけながら、過剰摂取によるリスクの研究結果も紹介しています。

例えば、「ビタミンCを1日1000mgも摂っている男性は、前立腺癌の確率が2倍」「閉経後の女性が日に1000mgのビタミンEを摂ると早死にする確率が3倍」「カルシウムを過剰摂取している男性は心臓疾患にかかり易い」「ビタミンCの摂りすぎは結石になりやすい」などなど。

どれも怖くなる話ですが、一方で別の専門家筋は「一つの関連性を示しているに過ぎない」と指摘。パニックにならないよう呼びかけており、記事でも「適量なら健康に問題はない」としています。

たしかに量には気をつけたいところ、何においても摂りすぎは体に毒ですものね。エナジー系ドリンクには数百mg単位のビタミンが入っているのも珍しくないそうですから、これにサプリをプラスしたら結構な量でしょう。

もちろん食べ物で自然に取れるのが理想ですが、なかなかそうも行かないのが実情。薬未満のサプリといえど、「用法容量を守って、正しくお使いください」ということかもしれません。

(文=黒澤くの)
参照元:dailymail.co.uk
画像:Flickr=Health Gauge