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日本新聞協会広告委員会が実施した2013年度「新聞広告クリエーティブコンテスト」で、最優秀賞を受賞した作品が衝撃的だとインターネット上で話題になっています。

「めでたし、めでたし?」というタイトルの作品、すごく考えさせられるんです!

今年度の同コンテストのテーマは「しあわせ」で、全国から1069作品の応募があったそう。その中で、「めでたし、めでたし?」が最優秀賞に選ばれたわけなのですが……。

子どもが書いたような文字で「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。」とのキャッチコピー。その下には、涙を流す小鬼のイラストが描かれています。

そして、最下部には小さな文字で「一方的な『めでたし、めでたし』を、生まないために。広げよう、あなたがみている世界。」と書かれているのです。

この衝撃的な作品について、Twitter上では次のような声が上がっています。

「ふむふむ」
「泣ける」
「泣いた……」
「しんみり」
「ほう、これはいいね」
「これは優秀だわ」
「最優秀見て泣きそう」
「すごいかはわからないけど、視野が広がるねw」

この作品、審査委員から「鬼の子どもにとってはそうなんだ、と読み手の心に小石を投げるような作品だ」などと高く評価されたとか。「しあわせ」について考えるとき、ちょっと視点をずらして、自分以外の立場から見てみることも必要なのかもしれません。

(文=夢野うさぎ)
参照元:日本新聞協会