この時期になるとよく見かけるのが、企業の宣伝もかねて制作される、企業カレンダーたち。各々の会社の特徴にちなんでアイディアが駆使され割と使いやすくて、年末年始に会社に余っている取引先のカレンダーを持ち帰るお父さんたちも多いのではないでしょうか。

しかし、今回ご紹介する企業カレンダーは会社の宣伝もさることながら、インパクトが凄まじい……。一度見たら初夢でうなされること間違いなしでしょう!  

大きく開口された上下の顎に、なんとも生気の感じられない左右の瞳が印象的な顔面模型が春夏秋冬を飾る、2013年度カレンダー。制作したのは、歯科治療練習器具を販売するFrasaco USAという、いたって真面目な会社です。

なにがどうしてこのようなカレンダーを制作したかは不明ですが、その強烈さといったら、そこら辺のB級ホラーなんて目じゃないのです! 

歯科用マネキンは本来、歯科医師や歯科衛生士など、歯科に携わる医療従事者が、本当の患者さんに安全かつ不快な治療を行わないために、学生時に練習として使用するもので、普段はこのような恐ろしいビジュアルはしていないのですが、不自然に開かれた口に表情が読めない瞳をつけられると、マネキンに隠されたなんともいい難い恐ろしさが浮き彫りになったような気がしませんか?

また、このカレンダーの秀逸なところが、しっかりと月ごとのイメージに合わせた設定がなされているところ。何を考えているのか分からないマネキンたちが、季節のイベントを淡々と行っております。

その中でも特に記者が気に入ったのが、12月。彼女が彼氏にサプライズのプレゼントを送るという、微笑ましいシチュエーションなのでしょうが、今にも彼氏を食い殺しそうな彼女と「助けてくれ!!」と叫び出しそうな彼氏の面持ちは、とても平穏な関係性とは思えず……その珍妙さが魅力的なのです! 
とはいえ、企業の宣伝の面からいえば、その会社が何をしているのかが一目で分り、他社との差別化も図れているこちらのカレンダー。製作者は「狙い通り!」といったところでしょうか?

参照元:Frasaco USA, imgur.com
(文=小池たらの子)