さあお正月。久しぶりに実家に帰ってノンビリしたい! ……とはいえ、ひとりやふたり、会いたくない親戚っているよね。いつでも縁を切れる他人と違って、一応身内だからトラブルは起こしたくない。でもせっかくの休みを台無しにされたくない!

そんな「面倒な親戚づきあい」に悩んでいるのは日本人だけではないのです。本日は海外サイトSHAPEから、迷惑な親戚に対処する方法をタイプ別にご紹介します。

■ 正義の権化

特徴:甥の挨拶、妹の髪型、嫁がお椀を配る順番……全てに対して文句、文句、アンド文句。自分の正義には揺るぎない自信を持っている彼らにとって、人類皆非常識。

対策:誤解を解こうとしたり、なだめたりする必要なし。ムキになってヒートアップしてきます。とりあえず、彼らの不平不満を「うんうん、そうなの、へえー、大変ねえ」と聞いてあげます。それから、話の途中でわざと席を立って移動しましょう。「話を最後まで聞いてくれない」と不完全燃焼感を味わわせることが重要です。

■ イチャモン君

特徴:「初詣は○○神社に行こう」と言えば、必ず違う場所に行きたがる。「おせちもそろそろ飽きたからお寿司でもとろうか」と言えば、生ものはイヤだとゴネる。タクシーを呼ぼうとすると、勿体ないから歩くと言う。昨日歩くと言い張ったのに、今日はタクシーを呼べ。彼らは何にでもイチャモンをつけて、みんなの予定がスムーズに運ぶのを邪魔します。その理由はただひとつ。他人の行動を自分の意見で変えさせたいという、幼稚で歪んだ支配欲を満たしたいからなんです。

対策:言うことを聞かせるためにエネルギーを使うだけ無駄。最初は絶対否定するんだから、否定されてもいいことをまず提案するんです。つまり、お寿司をとりたかったら「ファミレスにでも行こうか」と言ってみる。もちろん、イヤだとゴネだします。よーし、思惑通り! そこで、「そうだね、ファミレスはやめとこう」と同意してあげるんです。彼らは、自分の意見が通ったことで満足するから、あとの選択肢がどうなろうと気にしません。思う存分お寿司を楽しみましょう。

■ ゴシップおばさん

特徴:プライベートを根掘り葉掘り聞き出すだけでは飽きたらず、尾ひれどころか背びれ胸びれ、オマケに腹肉までつけて言いふらす。久々に会うアナタのプライベートは宝の山! 週刊誌顔負けのトンデモ解釈をする気満々で待ち構えています。

対策:質問にいちいち答えちゃダメ。彼らの好奇心を止めることはできないのです。時にはわざとアナタを煽ってきますが、挑発に乗らずに最後まではぐらかしましょう。もし、耐えられなくなったら? ちょっと心が痛むけど、その場にいない他人の話をさせるのも手です。

■ モンスターのペアレンツ

特徴:両親の大切なアンティークソファーの上で飛び跳ねやがって、このクソガキ! 親は気がつかないの? ……はい、残念ながら気がつきません。

対策:子供は全て飽きっぽいモンスター。いい子なんて存在しません! 親がモンスターを管理してくれるという期待を捨てましょう。大切なものは最初から隠しておく。ウチで触っていいものとダメなものを最初から伝えておく。子供が飽きかけてきたら、散歩がてら外に連れていきましょう。雨が降らないことを祈っています。

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実家住まいの人も、お正月は親戚と会う機会が多くなりますよね。親戚づきあいって、普通の人間関係よりもちょっと甘えたものになりがちです。危機管理はお早めに、そしていいお正月休みをお過ごしください!

参照元:SHAPE
(文=綾部綾)