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相手を傷つけないための優しい嘘。誰かを守るための悲しい嘘。自分を守るための痛い嘘。注目してもらうための寂しい嘘。相手を傷つけるためのサイテーな嘘。

世の中には色々な嘘がありますが、そんな嘘をついている人たちの言動には、いくかの共通点があることを知っていましたか? 「あの時、あれが嘘だと気付いていれば……」なんて後悔が少しでも減るように、海外サイト「wikiHow」から、嘘を見破るためのサインをご紹介しちゃいます。

準備)環境を整えましょう

嘘をついている疑いのある人と友好的な人間関係を構築し、リラックスしたムードを作ります。相手のことを疑う言動を避け、相手が話す内容に理解を示す仕草をして下さい。この仕草が相手との壁を取り払い、相手が発する嘘サインをキャッチしやすくします。

また、その人の普段の行動パターンを事前に確認しておきましょう。行動の些細な変化を読み取ることができるようになります。さらに、既にあなたが知っていることを質問し、その人が本当のことを話すときの様子を確認しておいて下さい。

それでは、スタートです。

★顔全体と目の動きから嘘を見破る

人はポーカーフェースを装っていても、ふとした瞬間に本心が表情に現れることがあります。その軽微な表情の動きをキャッチして、相手の心の動きを確認しましょう。

嘘サイン1) 瞬間的に眉をひそめる
嘘をついている人は、心にストレスを抱えているため、瞬間的に眉をひそめ、おでこに短いシワがよることがあります。

嘘サイン2)鼻を触ったり、口を覆ったりする
嘘をついているときは、いつもより頻繁に鼻を触る傾向があります。また、手で口を覆う、手を口元へ近づけるなどの仕草も多くみられます。

嘘サイン3)目が右上へ向く・まばたきの回数が増える
過去の出来事を視覚的に思い出しているときは眼は左上を向き、まだ経験していないことを視覚的に想像するときは眼は右上を向くと言われています。嘘をつくためには、実際に経験していないことを思い浮かべる必要があるため、話す前に自然と目を右上に向けて嘘のストーリーを確認し、その後話し出す傾向があります。(左利きの場合は左右が逆になります。)

また、人は嘘をつくとき、いつもよりも瞬きの回数が増えるようです。これは、その人が緊張状態に晒されているためです。

嘘サイン4)アイコンタクトの頻度が減少する
人は嘘のストーリーを話しているときには無意識のうちに目の動きを止め、静止している物体を見つめる傾向があるので、アイコンタクトをとる頻度が減少しがちです。これは、嘘のストーリーに集中するためです。ただし、意図的にアイコンタクトを頻繁にとり、誠実さを主張しようとする場合もあります。

★ボディランゲージから嘘を見破る

嘘サイン5)汗の量が増える
人は嘘をつくときには通常より多く汗をかく傾向があります。実際、嘘を発見するポリグラフ・テストでは、汗の量も大切な指標となっています。しかし、緊張、恥ずかしさ、または体調によって、いつもより多く汗をかくこともあるので、数あるサインの中の一つとして考えましょう。

嘘サイン6)話題の対象物から離れるようにうなずく
話題となっている対象物と反対の方向へうなずいたり、頭を振ったりする場合、嘘をついている可能性があります。

嘘サイン7)落ち着きがなくなる
嘘をついている人は、あまり落ち着きがありません。自分自身の体を動かす場合もあるし、手近にあった物を触る場合もあります。嘘がばれることへの恐怖から不安感に襲われ、落ち着きがなくなるのです。

嘘サイン8)ミラーリングの頻度が減る
人は無意識のうちに、話している相手の動作を真似していることがあります。これをミラーリングといいます。話し相手と調和し、相手に興味を抱いていることを示すために自然に行う動作です。嘘をついている人は、ストーリーを作り上げることに集中しすぎて、ミラーリングを忘れがちになります。

嘘サイン9)息遣いが荒い
嘘をついている人は息遣いが荒くなる傾向があります。これは体がストレスに晒され、鼓動が速まるためといわれています。

嘘サイン10)手、腕、足の動きが小さくなる
真実を述べている人は、手足を大きく伸ばしてリラックスしています。嘘をついている人は、手足の動きが小さく固くなります。手で顔や耳、首の後ろを触る仕草も見られます。腕や足を組んだり、手の動きが小さくなったりするのは、これ以上情報を提供したくないというサインです。

ただし、嘘をついていても、意図的にあくびをしたり、退屈な様子を見せたりして、リラックスしているとアピールすることがあります。

嘘サイン11)何かを手入れする動作をする
何かの手入れをする動作も、嘘をついている人に共通の動作です。髪で遊んだり、ネクタイを直したり、シャツの袖口を触ったりします。

★返事の仕方で嘘を見破る

嘘サイン12)声がいつもと違う
突然早口で話したり、理由なくゆっくり話したりする場合は要注意です。声が震えたり、どもったりしているときも、嘘をついている可能性があります。

嘘サイン13)詳細についてやたらと話す
必要以上に詳細を述べてくる場合は、相手に自分の話を信じ込ませようとしている可能性があります。

嘘サイン14)質問に対して、間髪いれずに返答をする
嘘をついている人は、会話のテンポやタイミングがおかしくなりがちです。あらかじめ質問を想定し、嘘をごまかすための返答の用意をしているため、考える時間を取らずにすぐに返答します。また、沈黙を避けるために何かを話そうと焦り、タイミングがおかしくなることもあります。

その一方、想定外の質問に対して嘘の返答をする場合は、返事のタイミングが通常よりも少し遅れます。記憶を呼び起こした後、今まで自分が話してきた嘘をざっと思い返して矛盾点がないかをチェックし、さらに必要に応じて新たなストーリーを追加しなければならないからです。

嘘サイン15)攻撃的になったり、批判的になったりする
真実を述べている人は話し方に余裕があります。嘘をついている人は、攻撃的になったり批判的になったりして、嘘をごまかそうとします。

嘘サイン16)同じフレーズを何度も繰り返し使用する
人を騙そうとしている人は、あまり多くのことを語りたがりませんが、すでに作り上げられたストーリーについては、何度も繰り返し語る傾向があります。

人が嘘を作り上げるとき、相手が納得してくれそうな特定のフレーズを用意して、来るべき会話に備えます。状況の説明を再度求められれば、嘘をついている人は、前回とほとんど同じフレーズを用いて相手に説明をします。

嘘サイン17)返事を先延ばしにする
想定外の質問を受けた場合、嘘の返事を考える時間を設けるため、質問をもう一回言ってくれるように頼むなど、返事を先延ばしにしようとすることがあります。また、「良い質問だ。」、「イエス、ノーで答えられるほど単純な話ではない。」、「どこでそんな情報をゲットしたの?」などとコメントし、話を曲げてくることもあります。

嘘サイン18)ゆっくり丁寧に話す
これは、嘘をついている人が、自分の嘘のストーリーを誤解なく理解してもらうために、分かりやすく話そうとするためです。

嘘サイン19)途中で話題をすり替える
嘘をつきなれている人は、途中で話題を変更し、自分への注目を他へそらそうとします。

冗談を言ったり皮肉を言ったりして、話の本題に入ることを避けることもあります。

話の途中で誰かを褒めるのも、話題変更の常套手段です。嘘をつく人は、誰かを褒める話にはみんなが丁寧に反応することを知っているので、誰かを褒めて質問から上手に逃げようとします。

★ストーリーを何度も聞いて嘘を見破る

嘘サイン20)矛盾点や、明らかな間違いが見つかる
相手にストーリーを複数回繰り返し話してもらいましょう。嘘のストーリーを何度も話すことは難しく、繰り返し語るうちに新たなストーリーが少しずつ加えられていき、矛盾点や明らかな間違いがみつかりやすくなります。

また、そのストーリーを時系列的に反対の順序で話してもらうことも、相手の頭の混乱を招くため、有効です。

★沈黙して嘘を見破る

嘘サイン21)沈黙を埋めるために話し続ける
あなたが沈黙し、相手のストーリーに対して何もフィードバックをしないと、相手には自分の嘘が信じてもらえたのかどうか分かりません。信じてもらいたいという思いから、沈黙を埋めるように次から次へと話し続け、場合によっては、こちらからは何も聞いていないのに自ら矛盾点を作り、自爆してしまうことさえあります。

沈黙とまではいかなくても、相手の話の邪魔をしないように一生懸命耳を傾けていると、相手が勝手にボロを出すこともよくあります。

★裏を取って嘘を見破る

嘘サイン22)裏を取らせないように仕向ける
語られたストーリーの内容は、裏を取って確認しましょう。嘘をつきなれた人は、あなたが真実を知る人物と接触しないように仕向けるかもしれませんが、その重要人物とコンタクトをとり真偽を確かめることは、とても大切です。

[注意すること]

1. 相手が次の状況のとき、嘘をついているときと酷似した言動をとる傾向があるので、間違えないよう、十分気を付けてください。

・恥じらい、はにかみ、怖れ、劣等感を感じているとき
・強いストレス下に置かれているとき
・神経過敏になっているとき
・他の理由により罪悪感を抱いているとき
・トイレに行きたいときや、暑すぎたり寒すぎたりするとき
・幼少期に虐待を受けたことがあるとき
・文化的に相手の行動様式が違うとき
・身体的疾患を抱えているとき
・精神的疾患を抱えているとき

2. 相手が嘘をついているかもしれないという先入観を持っていないか、自問して下さい。先入観があると、判断を誤る可能性が高くなります。

3. 本記事で取り上げた嘘サインは、全てのケースに当てはまるわけではありません。一つの兆候だけで相手が嘘をついていると考えずに、全体像をとらえて判断して下さい。

4. 相手に嘘をつく動機があるか、その人は過去にも嘘をついていたことがあるか、など、背景にある事情も考慮しましょう。

5. 相手を嘘つきと責める前に、相手が嘘をついていると本当に確信を持てるのか、自問して下さい。あなたの判断が間違っていた場合、大切な人間関係が壊れてしまいます。

6. 熟練した嘘つきや、プロの嘘つきも存在します。すべての嘘を見抜くことは無理だと受け入れることも必要です。

7. 常に嘘を探そうとしないようにしましょう。周りの人はあなたに尋問されることを恐れて、あなたを避けるようになります。

8. 嘘をついている可能性のある人には、その人の母国語で質問しましょう。第二言語で質問された場合、正しいリアクションを得られない可能性があります。

いかがでしたか? 嘘を見破ることが果たして良いことなのか否か。人生経験の浅い記者には分かりません。

それでもこの記事が、あなたが混沌とした現代を生き抜くための武器の一つになれば、嬉しいです。

(写真・文=中野麦子)
参照元:wikiHow