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日本ならではのおみやげ、と聞いて、あなたの頭にはまず、何が浮かぶでしょうか。着物や和紙、こけしなど「古き良き日本」を象徴するもの? それとも漫画やアニメ、J-POPなど、ここ数年話題にのぼることが多くなった「クールジャパン」的なもの?

日本に住んでいるからこそ気がつかない、日本の良さ。それを改めて気づかせてくれるコンテストが、2004年以降、毎年観光庁によって開催されていたことを、みなさんはご存知でしたでしょうか。

ご紹介するのは、『魅力ある日本のおみやげコンテスト2013』受賞作品の数々。

外国人から見て魅力的な「おみやげ」を広く募り、日本人にとっても新たな日本の魅力を発見できるような逸品を発掘、紹介。日本および地域ブランドの振興を図るべく企画されたという、同コンテスト。その受賞作品はまさに、日本が世界に誇れるそうそうたる顔触ればかりなの。

たとえばグランプリに輝いた、京都府・広瀬創作工芸による『雲竜和紙ランプ』は、つくしや紅葉など、日本の四季を感じさせてくれるデザインが素敵。ほんのりと灯る、和紙だからこそ実現できる優しい光が、心までじんわりと温めてくれそうです。

また記者が個人的に注目したいのは、「クールジャパン部門」の栄冠に輝いた3点。

金賞の東京都・(株)青山企画『Kimono ボトルカバー』は、ワインなどのボトルがまるで着物を着ているかのような可愛らしいデザインが目を惹く逸品。しかもちゃ~んと、「侍」バージョンと「姫」バージョン、2種類ラインナップされているんですよ! コレは絶対、外国の方々に喜ばれるはず!

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また銀賞の東京都・廣田硝子(株)『青竹酒器三点揃い』は、青竹をモチーフにし作られた美しいフォルムが秀逸。その艶やかな透明感は、日本酒をきっと、もっともっと美味しくしてくれるに違いありません。

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銅賞の石川県・(株)朝日電機製作所『高盛り蒔絵iPhoneカバー』もまた、眼福。トラディショナルな日本の魅力が前面に押し出されているのに、その実態はiPhoneカバー。そのギャップ、そしてアイデアこそが、まさにクールジャパンそのもの、といった印象です。

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そのほかにも、日本人である我々が知らなかった、美しくもユニークな「日本のおみやげ」がわんさか。ちなみに1月10日(金)から19日(日)まで東京ドームシティーで行われている『ふるさと祭り東京』にて、これら受賞作品の実物を見ることができるそう。気になった方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

(文=田端あんじ)

参考元:観光庁

▼ほかにも「トラディショナルジャパン賞」などさまざまな賞が!

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▼世界各国がこれぞと思うものを選んだ「各国・地域賞」もあるよ~♪

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