1月も終わりに近づいてきましたが、「何だか体がだるいよ~」という方、いませんか? 例年より比較的長かった今年のお正月休み。長いお休みの後の出勤って、心身共に疲れますよね。
「次のお正月まであと1年もあるのかぁ……」とつぶやき、「当たり前よね、フフ」と健気に微笑むあなた。だいぶお辛そうですね。そんなあなたにご紹介したいのは、ドイツとチェコ出身の写真家デュオ、Rene & Radkaの作品、『風の色』。
この作品を見れば、ふわ~っと肩の力が抜けて、癒されちゃうこと請け合いです!
人気のない浜辺と、その上に果てしなく広がる空。たなびく雲が日の光を遮っているせいか、真夏のように明るいのに、温度を感じさせません。空中には、クラゲや魚をかたどった凧が、「空は海の続きなんだよ」とでも言いたげに、フワフワと泳いでいます。現実感のないこの感じは……そう、まるで夢の中!
海の生物に混じって、テディベアの凧が浮かんでいる風景も、いつかみたことがあるような、懐かしい夢を思い出させてくれます。「あれ? わたし、砂浜にお人形を置き忘れて来たかな……」って。
写真の中にひとつだけ、子どもの影が見えるのですが、それとの対比から、凧がいかに大きいかわかります。「こんなにおっきくて、しかも立体型の凧なんて、ホントにあるの!?」と思ってしまいますが、実際に販売されているものなんですって! そして、夢の世界のような風景も、実在するビーチを撮影したもの。この作品、合成したのではないというから驚きですね!
作者のルネとラドカは、名だたるファッション雑誌やブランドの広告制作で、パリを拠点に活躍中。今回ご紹介したアート作品も含めて、ふたりの作品に一貫しているのは、白昼夢をみているような錯覚をおこさせるところ。中には怖い夢を思わせるものもありますが、『風の色』はヒーリング効果抜群!
この作品が助けとなり、みなさんの1日がハッピーなものになりますように!
参考元:Rene & Radka
(文=大井たま)
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