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ガラケーからスマートフォンへの乗り換えが進むなか、高額な携帯端末代を分割払いにしている人も多いのでは? かくいう私(記者)も最近、iPhoneに買い換えたのですが、その代金は24回払いにして月々の携帯代に上乗せして払っているクチです。

しかし先日、恐ろしい事実を知りました!! 携帯代の支払いが遅れると、ローンが組めなかったりクレジットカードが作れないなんていう事態に発展する恐れがあるのだとか!

支払いが遅れても最悪、通話やメールのサービスが止められるだけだと思ってる人! もしかしたら住宅ローンやカーローンの審査が通らない、なんてこともあるみたいだから要注意ですよーっ!!

◆支払いが遅れると、なぜローンが組めないなんて事態に!?

携帯端末を分割で購入する場合、携帯電話会社とクレジット契約を結び、その分割金を月々支払っていくことになります。しかし支払いが滞ると信用情報に傷がつき、指定信用情報機関のデータベースに滞納の情報が登録されてしまうのだとか。

この登録情報はほかのクレジット会社も利用できるため、クレジットカードや各種ローンを新たに申し込んだときに審査が通らなくなるなどの事態におちいる恐れがあるんです!

◆どのぐらい滞納するとヤバイの?

3カ月以上支払いが滞った場合は、クレジット契約のすべての支払いを終えた後でも、5年間は指定信用情報機関のデータベースに滞納したという情報が登録されてしまうという。

◆なぜ、滞納するケースが急増しているの?

クレジット契約で支払っている携帯端末代は、通話料とともに携帯電話会社から請求されます。そのため携帯端末代をローンで支払っているという意識が希薄になりがちなのだとか。通信料を延滞しているだけと考えていたら、実は携帯電話端末の分割支払金も滞納していたという人が増えているんだって。

たとえば、うっかりしていて入金し忘れた・残金が足りないなどで銀行口座から引き落としできないなんてケースもありますよね? 支払い能力があったとしても滞納すれば同じことなので気をつけなくてはなりません。

◆気になるなら情報を開示してもらおう

ここまで読んで、「自分の信用情報ってどうなっているのだろう?」と心配になった方! 実は自分の信用情報を確認できるってご存じですか? 信用情報機関はいくつかあるのですが、そこに開示請求をすれば自分の信用情報を見せてもらうことができるんです。

昨年、ソフトバンクがユーザーの信用情報を誤登録するという重大事故を起こしましたが、その際、Pouch編集部のスタッフのひとりは不安になり、実際に調べにいったそう。たとえば日本信用機構では500~1000円ほどで自分の信用情報を確認できるので、気になる方は開示申し込みしてみるのもいいかも。

大切なのは、携帯端末代も立派なローン支払いであることを認識すること。そして、支払い能力を超える買い物をしない、心配な場合はクレジット契約せず現金で支払うなど自分で気をつけたいですね。

参照:政府広報オンライン(株)日本信用機構
(文=鷺ノ宮やよい /iPhone画像=Pouch)

▼とある信用情報機関で開示してもらった書類

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▼渡されたパンフレットにはわかりやすいQ&Aも

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