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静岡みやげとして定着している「うなぎパイ」。記者は「夜のお菓子」というキャッチコピーに子どもながら衝撃を受けた記憶があります。

つい先日、静岡を旅した際に「うなぎパイV.S.O.P」(※この記事では最高級うなぎパイと呼ぶことにします)なるものを見かけました。こちらは「真夜中のお菓子」というパワーアップしたキャッチコピーに加え、貴方の満ち足りた夢の世界のお伴にという説明書きが……。

一体どんな世界が待っているというの!? 

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金色のボックスが高級感を醸し出している最高級うなぎパイ。通常のものだと12本入りで870円なのに、こちらは5本入りで同価格。金色の包み紙から出てきたのは……。あれれ? 至って普通のうなぎパイではありませんか! 見た目の高級感も期待していたためにちょっとガッカリでしたが、封を開いた瞬間の芳しい香りは通常のものとは異なる点です。

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さぁ食べてみましょう! 一口齧るとブランデーとバニラの香りと生クリームのまったりしたコクが口中に広がり、まるでスイーツを食べている気分。マカダミアナッツ入りという点もウリにしているようですが、白ごまの香りに消されてマカダミアナッツの味が分かりません。とはいえ、大変おいしゅうございました。

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ちなみに通常のうなぎパイと比べてみると、味が全然違います。うなぎパイが軽やかな風味なのに対し、最高級うなぎパイは高級スイーツの味。 こちらのうなぎパイにはお茶よりもコーヒーやカフェオレを合わせた方がよさそう。

どちらもうなぎの粉末が入っているというだけでうなぎの味はしませんが、うなぎを食べると精力がつくことから「うなぎパイ」というネーミングになった模様です。最高級うなぎパイに関して言えば、真夜中のお伴というよりティータイムのお伴というほうが適切かも。スイーツには目がない人にぴったりのお土産と言えそうです。

(写真・文=sweetsholic