DSC_1096

酔った勢いでコンビニに行って、目についた食材を大量に買い込んだものの帰ってそのまま寝てしまい、朝から商品の山を見てビックリする……そんなオチャメな習性のある全国の皆さーん、こーんにっちわー! 

あの行為は狩りの一種。普段、理性によって抑えつけられている狩猟本能が一気にほとばしり出るのです。いいのいいの。ちゃんと礼儀正しくレジでお金払うんだから、紳士淑女の狩りですよ。

さて、記者が今回狩ってきた獲物の一部には、カップ麺が3つ入っておりました。「日清焼そばU.F.O.white ホワイトカレー」「日清のどん兵衛 white白ちゃんぽんうどん」「カップヌードル whiteホワイトシチューヌードル」という、日清食品「ソチオリンピック」日本代表応援商品 whiteトリオのお三方。

そうそう、なぜかこういう限定品に手を伸ばしてしまうのも、このオチャメな習性の特徴なんだけど……あれれっ? 日清食品さん、4年前のバンクーバーオリンピックのときにもまったく同じものを出していたよね! ちょっとちょっと、芸がないんじゃないんの~?

全く同じものを食べても仕方がない。よし、ホワイトに色をつけてやる! 俺色に染まれ!

■ ホワイトシチューヌードルをトマトスープで作ってみよう

DSC_1097

コンビニ袋の中には他にも、「ほっと完熟トマトスープ」のペットボトルが入っておりまして、キャップが開いていました。覚えていないけど、どうやら一口飲んだみたい。じゃあ、これを使ってカップ麺を作ってみましょうか。焼きそばは湯切りが必要なので、ホワイトシチューヌードルか白ちゃんぽんうどんです。うどんにトマトはないよなぁ……消去法でホワイトシチューヌードルに決定!

DSC_1100
まず、トマトスープをお鍋に入れて沸騰させます。カップヌードルに注ぐお湯の目安量が310mlに対して、「ほっと完熟トマトスープ」は280ml。さらにちょっと飲んでしまっているので、50mlくらい水を足します。

DSC_1104

DSC_1107

DSC_1109

トマトスープが沸騰してくると、なんかアクみたいなのが沸いてきます。血の池地獄みたいでちょっと気持ち悪いです。最終的にアクとスープに分離してしまいますが、躊躇せずに注ぎます。あっ、フタをするシールを捨ててしまった。空のペットボトルを乗せます。

■ ホワイトシチューヌードル(トマト味)

DSC_1115

DSC_1117

DSC_1141

三分後。まずフタを開けると、水分がなくなってる! 傾けてもスープが流れてこない状態です。麺は少し硬めの仕上がり。お湯と比べてトマトスープは麺の浸透率がよくないのでしょうか。ホワイトシチューのオイリーさとトマトスープの酸味が混じりあって、当たり前だけど、とにかく濃い。同じトマトならチリトマトヌードルの方が美味しいです、はい。

トマトならチーズだろ! ってことで粉チーズをふりかけてみましたが、塩辛く感じるほど濃くなってしまいました。

■ ホワイトカレーを元の色に戻してあげよう!

DSC_1110

さあ、次に進むよ! お次はホワイトカレー焼きそばでございます。あのさ、カレーを白く食べる必要ないじゃないですか。本来の姿に戻してあげることにしました。

DSC_1111

DSC_1121

ここでは、シンガポール土産のカレーパウダーを使います。湯切りした麺にけっこうオイリーな液体ソースをかけてっと。。このソース、色もホワイトなのかと思いきや、ちゃんとカレー色をしていました。混ぜると薄くなって色が見えなくなるだけのことみたいです。お味も香りもたしかにカレー味。でも、白いと違和感があって、なんだか不安な気分に。

DSC_1122

DSC_1126

そこにカレーパウダーをふりかけます。ほんのりカレー色になりました。そうそう、これこれ。カレーはこの色じゃないと。先ほどまでの不安感が消えてホッとしますね。カレーパウダーがボソボソしていてちょっと粉っぽいけど。ただ、見た目も味も香りもカレーという、本来のカレーに戻してあげるという目的は達成。粉チーズのせいもあってか、ホワイトシチューヌードルと同様、オイリーな一品。

DSC_1133

DSC_1136

DSC_1137

記者はカレーの隠し味にインスタントコーヒーを入れます。チョコレートを入れるって方もいらっしゃいますね。コクが出て美味しくなるの。ということで、小皿にちょっと取り分けて、インスタントコーヒーをふりかけてみました。2口分くらいしかないのに、小さじ1杯はちょっと入れすぎたかもしれません、どれどれ……

ぶはっ! 苦っ! 危! 止! 禁! 隠し味が全然隠れてない! インスタントコーヒーはトッピングには不向きです。

■ 皿うどんだけじゃない! ちゃんぽんにもソースだろ!

DSC_1112

記者の出身は「ちゃんぽん県」であります。「白ちゃんぽんうどんなんか許せない!」なんてことは言いません。別にいいんですよ。カップ麺に高クオリティなちゃんぽんを求めていませんから。どっちかっていうと、皿うどんの方が好きだし。

DSC_1128

DSC_1114

さて、この白ちゃんぽんうどん。スープはかなりあっさり、っていうか薄い。先ほど食したトマトホワイトシチューヌードルとカレー焼きそばが相当オイリーだったので、優しいお味にホッとします。このままおいしくいただいてしまいたいところですが、今回の目的は色をつけること。冷蔵庫をあさって、「キムチの素」「皿うどんソース」「ウスターソース」の三択にしぼりました。

かのちゃんぽん県では「皿うどんにソースをかけるorかけない」で激しく対立します。それは「きのこの山vsたけのこの里」と匹敵するくらい。記者は、最初はそのまま、途中からソースをかけるという欲張り派。ところが最近、ちゃんぽんにもソースをかけるという話をききました。それも、ウスターソースを。えーっ、何それ? 

DSC_1130

DSC_1131

となると、やるしかないでしょう。白ちゃんぽんうどんのウスターソースがけ! ドボボボボ。もともと味の薄いスープが酸味のあるウスターソース味になって、うーん、不愉快。麺は完食いたしましたが、スープは飲めませんでした。誰だよ、ちゃんぽんにもソースをかけるとか言ったのは……まぁ、そもそもこれ、ちゃんぽんじゃないしね。麺もうどんだし。

DSC_1132

ホワイト三兄弟をことごとく否定してみましたが、普通に食べるのが一番おいしいと思います。既に完成しているものにさらにアレンジを加えるのって、難しいもんなんですねー。あー、お腹いっぱい。

(画像・文=綾部綾)