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「海外で日本のお弁当が流行っている」。そんなニュースを耳にするようになって数年たちますが、「bento」ブームは冷めるどころか、愛好家たちの生活に定着した様子。

「現地の文化と融合して、ご当地レシピなんかも生まれちゃってるかも!?」と海外独自の「おかず」を探していたところ、シンガポール人の人気お弁当ブロガー、Shirleyさんのブログで、面白レシピを発見しちゃいました!! 

その作り方とは……ゆで卵をカレーパウダーで着色し、ゆでたまご型に入れて成形する、というもの。へーっ!! 色つけちゃうんだ、形も変えちゃうんだぁ! 

「ゆでたての卵を型に入れて成形する」というのは、もともと日本で考えられたコンセプト。Shirleyさんが使用している型も日本製なのですが、日本より海外のお弁当によく使われている印象をうけます。

海外で紹介されたときのインパクトが強かったからなのか、以前からゆで卵をランチに持ち歩くのが定番だったからなのか……理由は定かではありませんが、これがメジャーだというのは、お弁当で卵のおかずといえば、卵焼きしか思いつかない筆者には新鮮でしたよっ。

そして、そのゆで卵に色をつけちゃう!? そんな発想なかったわ!! 

Shirleyさんによると、中国文化が浸透したシンガポールでは、赤ちゃんが生後1カ月を迎えると、食紅で赤く染めたゆで卵を友人や親せきに配る風習があるのだとか。また、茶葉蛋(チャーイェダン)という、卵をお茶で煮る料理もポピュラーなんだそう。今回のレシピを考えられたのは、シンガポールでお弁当を作っているShirleyさんならでは、なんですね!

Shirleyさんがお弁当を作り始めたのは、3年前。仕事にランチを持って行かなくてはならなくなったことがきっかけだったとのこと。元より日本のお弁当を可愛いと思っていたからと聞くと、日本人としては嬉しくなってしまいますね。

飾り寿司インストラクターの資格を取ったりと、日本料理の研究に熱心な彼女。今後はぜひ彼女自身の文化も融合させて、日本人がビックリしてしまうようなbentoを作ってほしいなあと期待してしまいます!

参考元:Little Miss Bento
写真提供=Shirley Wong(Facebook, Instagram)
執筆=大井たま (c) Pouch

▼ Shirleyさんも使用していたゆで卵型(株式会社小久保工業所)

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▼ bentoブームの一端を担ったフランスのmonbento社も作ってます

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▼ 栄養もあって、見た目もよし! 試してみたいですね!

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